緑谷くんの双子ちゃん【ヒロアカ】《5》 (ページ22)

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214 ぎゅーしようページ22

｢ん！｣

私の部屋に着き、目の前で正座している2人に向かってわたしは大きく腕を広げた

｢…あ？｣

｢えっと…どういうこと？｣

お兄ちゃんも勝己も意味がわからない様で、何言ってんだこいつって顔して疑問を口にしている

これが分からないなんて、君たちは幼少期何を教わってきたんだい全く

｢どういうことも何もさぁ早く勝己、お兄ちゃん

私の胸に飛び込んできなさいよ｣

催促の意を込めて2歩お兄ちゃん達に近ずけば今度はぎょっとした顔で私を見てきた

｢あ︎︎ ︎︎ ︎︎＂︎︎?!｣

｢な、ななななな、な何言ってるの?!｣

驚きの声を上げながら、私の行動に比例するようにしてお兄ちゃん達も足を崩して後ろにたじろいでいく

私もまた比例するようにして前に進んでいく

お兄ちゃんと勝己が扉にぶつかるとこまでそれを繰り返して
動きが止まったのを見計らって無理やり私は2人の頭を掴んで私の両肩にそれぞれ顎が乗るようにして抱き締めた

胸に飛び込んではくれなかったけど、ハグはハグだし間違ってないよね

｢はなせや｣

｢えと、僕も出来れば離して欲しい…｣

困惑しつつも、刺激するとまた私が病んでおかしくなってしまうのではないかと思い強く拒絶しない様はあまりにも過保護で面白かった

｢…ねぇ勝己、私ね、トガヒミコにやられた、足の傷のこと別に気にしてないよ｣

｢あ？……んで今んな事言うんだよ｣

｢後遺症とかも残らないでちゃんと足使えるし普段はタイツやニーハイソックスで隠れるから人目を気にしちゃうこともないよ。

なんなら後遺症が残っているのは勝己のほうなの。｣

｢心にね｣と付け加えれば話の的の勝己だけでなくお兄ちゃんも驚いたように体を揺らした

たしは傷が出来たことを悲しいと思っていないし、オールマイトが助けてくれなきゃきっとこのくらい深くて残る傷が沢山出来てたであろう、だからこの傷1つで済んでよかったと思う

その意をひとつひとつ、伝えていけば勝己はさっきまで離れたそうにしてた手をだんだん背中に回してきた