153 面談 ページ10
Aside
「寮生…？」
「うん、Aちゃんは寝てたんだけど
俺と公安の会長に一応伝えられてる
急だけど明日うちに面談としてイレイザーヘッドさんとオールマイトさんが来るとこになったよ」
うちってことは今いる鷹見の家か…
…お兄ちゃんに会ってちゃんと話さなきゃ…
あの後どうなったのか聞かなきゃダメだ
「あ、それならむこうのマンション解約しますか？｣
「ううん、寮が使えなくなったり
何かとあった時のためにあそこはそのまま
Aちゃんの家だよ
急遽こっちに来るのも厳しいから」
寮、学費、自宅とこっちのマンションの家賃
なんでこの人は1人で全て受け持っていられるの…
「それにしてもよかったよ、命たすかっt((ﾌﾟﾙﾙﾙ」
鷹見が何か話そうとすると言い切る前に彼のスマホに電話が掛かってきた
「…あーはい、はい…あー了解です
お伝えしておきます、はい、失礼します」
ﾋﾟｯっと30秒経たずに電話をきっていた
目上の方のおはなしだろうか…
「あ…ごめん、面談のやつ…向こうの…あの…
Aちゃんの実家の方になるらしい」
私の実家…向こうの家……え、お兄ちゃんと一緒
ってこと…？
「保護者枠のほうの移籍が上手くいってないらしくて、まだ向こうに親権があることになってた
らしい笑」
「さいですか…」
勝手に親権移籍してるくせにやりきれてないとか…
公安すごい身勝手だ…
あ、てことは…
「お母さんにも…会うことになります…？」
「え、うん
そういえばAちゃん高校入学前こっちに
来たの、ネグレクトだったね｣
「まぁ…」
「結構拗れてそうだよね
この前緑谷くんのお見舞いに来たお母さん見たけど
そんな感じの雰囲気なかったから｣
「…いい人なんですよ」
「…まぁ、“なんだかんだお人好し”の
Aちゃんのお母さんだもんね(笑)」
「なんですかなんだかんだお人好しって…」
「そのまんまだよ」
ちょっと緊張していたが
鷹見のどこか軽々した口調に乗せられてそんなもの
ほとんど飛んでいってしまった
「あれ、てことはもう今日には博多出ます？」
「だねー
夜には最低限の持ち物用意して
向こう着いたらマンションの方に行こうか」
「あぁ、そうですね、マンションのほうで
1泊…」
…忘れてた
あっちに監視カメラあるんだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすぅ(甘氷) - 最初から読ませていただきました!面白かったです!続き楽しみにしてます (2022年2月6日 19時) (
レス) @page29 id: 8561b5144a (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - まだ、続いて欲しいなぁ,,,頑張って下さいぃ! (2021年11月9日 23時) (レス) id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - とても面白いです。続きが見たいです。更新頑張ってください。 (2021年10月29日 14時) (レス) @page16 id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2021年6月25日 21時
