105 死柄木弔 ページ10
Aside
「自然に…旧知の友人のように振る舞うべきだ」
死柄木弔は静かにそういった
「けして騒ぐなよ、落ち着いて呼吸を整えろ
俺はお前と話がしたいんだ…それだけさ？
少しでもおかしな挙動を見せてみろよ？簡単だ。
俺の五指がこの喉に触れた瞬間、皮膚から崩れ初め、
1分と経たないうちにお前も、お前の妹もチリと
化すぞ」
うわぁ私人質じゃん…
「こんな人混みでやったら…直ぐに、ヒーローがきて、捕まるぞ…」
「…お兄ちゃん、
それでも来ない間に暴れ回れるよこの人」
「?!」
「分かってんじゃねぇか…捕まるまでには20、
いや…30人は殺 せるだろうなあ…」
…こっワ
「………はなしって…なんだよ…」
「ふはは…いいね…せっかくだし、腰でもかけて
まったりはなそうじゃないか」
「だいたい何でも気に入らないんだけどさ…」
死柄木はそう話し始めた
「今1番腹が立つのはヒーロー殺 しさ」
｢ ｢仲間じゃないのか…？」」
お兄ちゃんと声が被る
「俺は認めちゃいないが世間じゃそうなってる」
ただの勘違いなのね…
まぁあんだけ同時期に動いたらそうなるか…
「問題はそこだ。ほとんどの人間がヒーロー殺 しに
目がいってる
雄英襲撃も…ほすで放った脳無も…全部奴にくわれた
誰も俺をみないんだよ…」
怒気を孕んだ声で死柄木はそういった
「なぜだ…？いくら能書き垂れようが、結局やつも
気に入らない物を壊してただけだろ…」
「俺と何が違うと思う…？緑谷ァ…」
「…なにが…ちがうかってッ…僕は、お前のことが
理解も納得もできない」
「私も…でも、ヒーロー殺 しは、納得はできないけど……理解はできた」
「僕もヒーロー殺 しも始まりは…」
今までお兄ちゃんを見てきたからわかる
｢ ｢オールマイトだったから…」」
声が重なる
「僕は…あの時、助けられた」
お兄ちゃんに続いて私も言葉を紡ぐ
「少なくともあいつは…きっと、壊したいがために
壊してたんじゃないよ…」
「お前のように…いたずらに投げ出したりもしなかった…」
「ヒーロー殺 しは…」
「やり方は間違ってたけど…」
｢ ｢理想に生きようとしてた…！」」
そう言ってゆっくりと見上げると
「つ!!」
物凄い眼力で見つめられる…いや、睨まれるの方が
正しい
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有栖 - ホークス落ちのって、大体ヒロ公安がくっつくの邪魔してくるんですけど、なんかこうゆうのって新鮮です！ (2021年4月13日 18時) (
レス) id: 470cf32f58 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 主人公がホークスに恋してることをやっと理解しましたね！続きが楽しみです。 (2021年4月2日 2時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年4月2日 2時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2020年11月13日 17時
