121 罪悪感 ページ26
鷹見敬悟side
「…！…ふ、んぅ……」
重ねたAちゃんの口を舌でグイッと開けて
少しずつスポドリを流し込む
小さく声を漏らしながら俺の服の裾を掴んでいる
Aちゃんがいっそう愛おしく見える
涙目になりながら、そう言うことか、と理解したらしく、流し込んだスポドリを一生懸命吸い上げていた
Aちゃんの舌に乗せた錠剤を
彼女の喉の奥に自身の舌で押していく
不安にさせないように頭を撫でていると
ごくんと
小さく喉が上下した音が聞こえたので
重ねていた唇を離した
つうっと
銀の糸が引いている
うるうると涙目で肩で息をする彼女は
やはり可愛い((
そう思えたのも一瞬
「はぁ…はぁ…はぁ…ぁ…」
上目遣いで眉を下げている彼女を見て
やってしまった…というこれまでにない罪悪感が
襲ってきた
罪悪感からなのか、はたまた愛おしさからか
彼女の顔を自分の胸元に埋めさせた
今はお互い顔を見ても見られても俺が色々と
耐えていられる気がしなかった
「ごめん、苦しかったね…大丈夫、大丈夫だよ」
よしよしと効果音が着くくらい
彼女の頭を撫で続けた
10分くらい経って
すぅすぅと小さく寝息が聞こえてきた
もう大丈夫かな…と思いゆっくりと顔を覗き込むと
少し苦しそうにしつつも大人しく眠っていた
「はぁ…」
安心感と、自分への呆れと嫌悪感により
大きめのため息が出てしまった
これ以上考えたくないと思ったので
彼女をベットに寝かせたあと
「またね」
そう言って枕元に羽を1枚置き
まどから颯爽と消えて(逃げて)行った
夏なのに
顔に感じる風はやけに涼しく感じた
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有栖 - ホークス落ちのって、大体ヒロ公安がくっつくの邪魔してくるんですけど、なんかこうゆうのって新鮮です！ (2021年4月13日 18時) (
レス) id: 470cf32f58 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 主人公がホークスに恋してることをやっと理解しましたね！続きが楽しみです。 (2021年4月2日 2時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年4月2日 2時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2020年11月13日 17時
