86 初の試み ページ40
Aside
銀行強盗制圧事件は午前中で波が収まったので
午後は書類整理をしています
文章書くのは苦手だから整理から始めさせてもらった
でも明日明後日は書類作成に入るらしい
情けない部分見せてしまいますね…
…9時…
動きやすめの体育着もどきを着て、
ランニングジュースを履く
あとはスマホを持てば完璧
｢では行くぞ」
｢うん」
ホークス達が来ないのをいいことに
私達は窓から事務所を出た
あまり人通りの少ない道を選ぶ
体育祭3位と4位がいたら目立つからね
それに高校生がこんな時間に出歩くのは普通に
補導されかねない
だから静かな住宅街などをいまは走っている
汗を流しながら走っていると、常闇くんが
口を開いた
｢…なぁ」
｢ん？なに？」
｢……今日、お前はサイドキックの1人とパトロールに
行った筈だろう？何故お前だけ飛び出していた？
はぐれたのか？」
…やっぱりこの質問か
そりゃ1人で走っていったら
驚くし疑問に思うよね
｢…実は……」
私は今日あったことを話した
自分は無理だとサイドキックさんが立ち向かうのを
拒んだこと
それに酷く苛立ってしまったこと
それを理由に我武者羅に飛び出していってしまった
こと
…自分で改めて考えがても情けない話
あそこで失敗したら、ホークスの責任になるのに
なんてバカなことをしたんだろう
｢…たしかに怒りに任せて行くのは良いことではない
しかし、馬鹿なことではないぞ」
｢！……なんで？」
｢お前は、自分の正しいと思うことをしたんだ、
そして体育祭3位という名に見合う成果を出した
……バカではない、その女性にとって、
そして俺にとっても、お前は英雄だ、A」
っ!!!
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
｢?!、どうした？何か気に触ることをいってしまったか？」
｢……ううん、ちがうの」
ただ…ただね……
｢否定しないでいてくれるとこが…すごく嬉しいの」
きっと私は今酷い顔をしていると思う
けど、溢れた涙を止める方法を、私は知らない
｢……フッ、そうか」
そう言って目じりから流れる涙を拭いとってくれた
｢……ありがとう」
｢…あぁ、……もう少ししたら戻ろう、ホークス達に
バレる
｢……そうだね」
そう言って、私達は事務所に戻って行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒナ - いつも楽しんで読ませてもらっています！夢主に守られたりでもして、お母さんに謝らせたいですね！！w応援してます。頑張ってください！ (2020年11月8日 22時) (
レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - YouTubeでなんかヒロアカのアニメが投稿されてますよ〜 (2020年10月16日 17時) (レス) id: 6d97165307 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2020年10月16日 12時
