わたし ページ4
「お〜い！佐藤聞いてるか〜？！
頭の片隅で
誰かが私の名前を呼んだ気がした
「A！先生が呼んでる！」
きっと気のせいだろう
そう自分に言い聞かせて再び夢の続きを楽しむことにした
頼むから見逃して 月曜日の一限目くらい
私を安らかに眠らせて
「寝たら置いてかれるからね？？ちゃんと真面目に授業うけること！」
どっかの誰かさんがそんなこと言ってたような言ってなかったような
はっきり言って勉強なんかよりも
睡眠のがよっぽど重要
もちろん、私だって、頭では勉強しなきゃって少しぐらいは思っているけど、文字や数式を見るだけで、体が拒否反応を起こしてしまい、魔法にかかったかのように突然瞼が重くなってしまう
それに本能が今は寝ろと言っている
聞こえないふりして
寝ちゃおうっと
そんなこんなで目が覚めたのは
一時限目の終わりを告げるチャイムがなる3分前
今日もよく寝た
気分爽快
頭すっきり
私は
晴れやかな気持ちで大きく伸びをした
すると突然横から鋭い視線を感じた
高校に入って初めて恐怖心というものをおぼえ、初めて身の危険を感じた
目をぎゅっと閉じて、視線を感じる方へゆっくりと頭だけ動かす
「君面白いね」
「へっ」
右と左間違えたか
とうとう私の頭は壊れてしまったのだろうか
私の思考回路は高校生活一週間目にして完全にショートした
なぜかって_
鋭い視線が向けられてた方からは
柔らかくて
何もかも包み込んでしまいそうなぐらい温かな
優しい声がしたから
「あと、僕と目合ったって石にはしないから大丈夫」
その言葉を信じて
目を開けると
そこには
「僕
……
1人の黒髪好青年がキラキラスマイルを浮かべながらこちらを見ていた
「うっ 眩しい」
制服は着崩すことなく、第一ボタンまでしっかりととめ、赤ちゃんの髪の毛のようにさらさらな黒髪は太陽の光に照らされ、天使の輪が艶めいている
今時こんな絵に描いたような好青年が現実に存在するのだろうか
りゅうがなんか
入学式初日から髪の毛をワックスでばっちりセットし、出かけていった
前髪なんか巻いちゃって
ついこの間まではシースルーだったのに
今ではもうイケイケ男子高校生仲間入りである
時々思う
りゅうがと私 性別間違えたんじゃないかなって。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菫(プロフ) - さつちさん» ご感想ありがとうございます（；＿；）私生活の方が落ち着いたら、また毎日投稿していきたいと思っておりますので、もう暫くお待ち頂けると嬉しいです。更新遅くなり、大変申し訳ございません（；＿；） (2018年6月2日 11時) (
レス) id: 89056a9af4 (このIDを非表示/違反報告)
さつち - 更新頑張ってください。続きを読むの楽しみにしてます。 (2018年5月28日 6時) (レス) id: 4a4d234789 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - ドーナツさん» わぁぁ(/ _ ; )ご感想ありがとうございます(/ _ ; )とっても嬉しいです！これからも楽しんで頂けるよう、更新頑張ります（ ; ; ） (2018年5月12日 10時) (レス) id: 89056a9af4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 小説続くことになって嬉しいです!!私は遅い更新でも全然平気なのでふとしたときでいいですよ!!だからこれからも小説づくり頑張ってください!! (2018年5月10日 19時) (レス) id: 92d51fb25f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菫 | 作成日時：2018年4月22日 2時
