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house1. ページ2
Aside
眩しい木漏れ日に目を開けるとオレンジの髪……エマが笑っていた。
「おはよう！A」
「おはよう、エマ」
私は笑顔でエマに挨拶を返す。
ハウスから逃げ出して3日目。
眠れない日が続いてる。
水溜りに自分の顔を映すとクマのできた疲れきった少女がいた。
「…全然取れてない」
正直、全く寝てないのでしょうが無い気もするが…。
んー。と呟きながら髪をいじってると後ろから肩を叩かれた。
「おはよ、A」
レイの声だ。
「レイ！おはよう！」
後ろを振り向くといつもの冷たい黒い瞳がほんのちょっぴりだけ細められ、レイが笑った。
「相変わらずひでぇ顔。寝不足？」
「うるさいな、別にいいでしょ、なんだって」
「あそ、ギルダが飯食おうってさ。」
「わかった。一緒に行こ。」
レイと肩を並べて朝食を食べに行く。
ー前まではこれはノーマンと一緒だった。
ズキッと、胸が傷んだ気がした。
「…」
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作者名：スミレ子 | 作成日時：2019年2月13日 0時
