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｢…ん、ここどこ？｣
いつの間にか廃墟？というかいかにもヤンキー達がバトルしてそうな場所に連れてこられた。
カ｢Aちゃん大丈夫？！｣
神｢怪我とかない…？｣
｢うん、平気。2人も大丈夫？？｣
2人ともコクリと頷く。
ヤンキー｢連れに招集かけといた、記念撮影の準備になぁ、ここなら騒いでもだあれもこない｣
ヤ｢お前どっかで見たことあると思ったらこれお前だろ。去年の夏の東京のゲーセン｣
｢｢｢！？｣｣｣
携帯の画面に映っていたのは毛先の方をほんのり染め、タンクトップ姿の神崎さんだった。
ヤ｢目星い女は報告しとけってダチに言ってあってよぉ、攫おうとしてたがいつの間にか見失っちまったってワケ｣
ヤ｢まさか名門中の生徒だったとはね〜｣
神崎の顔が暗くなった気がした。
ヤンキーたちは少し離れたところに座り込み仲間を待っているようだ。
カ｢神崎さんもあんな時期があったんだね、ちょっと意外｣
神｢うん、うちは父が厳しくてね…いい学歴、いい肩書きを求めてくるの。そんな肩書き生活から抜け出したくて、知ってる人もいないところで格好を変えて遊んでいたの
。馬鹿だよね、結局得た肩書きはエンドのE組…もう自分の居場所がわからないよ｣
ヤ｢俺らと仲間になりゃいいんだよ、俺らも肩書きとか死ねって感じでさ〜エリートぶってるヤツら遊ばせんの何回もやってきたからさ｣
は？？？
｢…ありえない、最低すぎる｣
ヤ｢あぁ？？？エリートぶってんじゃねぇよ、お前からやってやろうか？｣
そう言ってヤンキーは私を持ち上げた。
｢離してよ！！｣
ジダバタするが手足を縛られており意味が無い。
ヤ｢お前かわいー子好きだろ？はいあげる｣
そう言って離れたところにいるヤンキーめがけて私を投げた。
｢嘘でしょ、いやあああぁ｣
ヤンキー1｢はい、キャッチー、ほんとだ俺好み♡ちょっと早いけど始めちゃおうか｣
は、待って嘘でしょ撮影ってそういうこと？？ただの脅しだと思っていたけど近づいてくるヤンキーの雰囲気から察した。これはやばい。
ヤ｢まぁ夜までには返してあげるからさー、終わったら楽しくカラオケしてましたって言えよな。そうすりゃ誰も傷つかねぇ。東京戻ったらまた遊ぼうぜ、楽しい旅行の記念写真でも見ながら｣とゲラゲラ笑うヤンキー達
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ヤンキー表記はヤ｢｣ヤンキー1 ヤ1｢｣と表記させてもらいます！
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作者名：田中 | 作成日時：2024年3月20日 20時
