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そして修学旅行当日
私は駅を走っていた。
｢もーーなんでしおりをまとめたやつ忘れちゃうのかなあ？！！！｣
殺せんせーが作ったあのとても分厚いしおりを持つのは不便だったので自分で要点だけまとめた小さいノートを家に忘れてしまい取りに戻っていたらギリギリになってしまった。これでも真面目なのでね、工程表無いとちょっと不安になるんだよね。
荷物を抱えて階段をダッシュすると乗り場にみんながいた。
｢はぁーはぁー、、、間に合った…｣
カ｢もー！来ないかと思ったよ！！｣
奥｢何か忘れ物ですか？｣
神｢大丈夫…？｣
｢ありがとう…しおりをまとめたやつ忘れちゃって取りに戻ってたらこのザマに、｣
なんて話しながら新幹線に乗った。
ある程度班で固まって座れとの事だったのだが私たちの班は7人なので3.4で別れないと行けない。どうやって座ろうかな〜と思っていると杉野くんがやたら神崎をチラチラ見ながらソワソワしていた。
…ん？もしかしてこれって？？
｢神崎さん、杉野くん良かったら一緒に固まって座りませんか？まだあまりお話したことないし、仲良くなりたいなって｣
杉野くんの目がキラッと光った(気がした)
杉｢おう！いっぱい話そーぜ｣
神｢えぇ、ぜひ｣
ニヤリ、やっぱりそういうことなんだぁ、心の中でキャーキャー騒いでいると
業｢じゃあ俺も入ーれて｣
と業くんも入ってきたので贅沢に3人席を2つ使って座ることにした。もちろん神崎さんと杉野くんを隣にして(余計なお世話すぎる)
通路を挟んで隣には渚くん、カエデちゃん、愛美ちゃんが窓に張り付いてる殺せんせーと話していた。どうやら駅ナカのスイーツを買っていて遅れたらしい、殺せんせーらしいけども！！！
その後通路を挟んでみんなでトランプをすることになった。
神｢みんなの飲み物買ってくるけど何飲みたい？？｣
奥｢あ、私も行きたい｣
カ｢私も〜！Aちゃん何飲む？｣
｢うーん、何あるかわかんないし見て決めようかな｣
そう言って女子4人で行くことにした。
話しながら向かっていると他校のいかにもヤンキーみたいな人と神崎さんがぶつかってしまった。
神｢わっ、ごめんなさい｣
｢すみません｣一応軽く会釈程度の軽いお辞儀だけして早足で進んだ。
｢ちょっと怖かったね｣
愛｢はい…｣
カ｢高校生かな？｣
｢そんな感じだったね｣
ヤンキー｢なぁあの子たちに京都でお勉強教えてやろうぜ｣
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作者名：田中 | 作成日時：2024年3月20日 20時
