業くんと私のE組LIFE (ページ13)

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案の定周りは静かで暗く、自販機だけが光っていた。
思ったより怖い…！早く買って戻ろう。そう思い水を購入し立ち上がろうとした時肩に手が置かれた。

｢ヒッ、おばむっ｣口を手で塞がれた。

業｢シーっ、みんな起きちゃうから｣
顔を見ると業くんだった。

｢ぷはぁ、、脅かさないでよ、！怖かったんだから｣

業｢あは、ごめんごめん｣

｢業くんも眠れないの？｣

業｢そんな感じー｣と言いながら甘いココアを買っていた。

業｢ねぇ、眠れないならちょっと話さない？｣

｢少しだけなら｣

近くのベンチに座って話すことにした。

｢今日は色々ありがとう。また助けて貰っちゃった｣

業｢全然。俺一人ならもっとボコボコにしてたのに｣

｢もーまたそんな事言って;、あ｣

Yシャツを破かれたことを思い出してぶわあっと頬が暑くなった気がした。

業｢ん？｣

｢んーん、ナンデモナイデス…｣動揺のあまり水を飲む。

業｢そういえばお風呂の時にめっちゃ叫び声聞こえたけど大丈夫だった？｣

｢ん"ん"｣飲んでいた水を吹き出しそうになった。

業｢おぉ大丈夫？？｣背中をトントンされたが顔が笑っている。こいつ確信犯だ！！

｢もう、その話はいいの！！｣

〜業side〜

｢もう、その話はいいの！！｣そう言って頬を赤らめている彼女がさっきからとても愛おしくてたまらない。認めよう。彼女が好きだ。出会った時から気になっていたが本当に自分が恋をするとは思っていなくて自分でも驚いている。あーあ、早く俺のにならないかな〜アピールしていかないと。

その後少しだけお話をして解散となった。2人で2階に向かって階段を上るがとても暗く危ない。そうだ
業｢危ないから俺の腕に捕まって｣

｢えっ、、はい、｣
ギュッと腕を絡めてきた。これはやばい。自分から言っておいてなんだが意外と近くて戸惑う。ゆっくり階段をのぼり別れ際声をかけられた。

｢業くん、！｣

業｢なあに？｣

｢ココア飲んだんだからちゃんと歯磨きして寝なよ！！｣

業｢ぶ、はいはい、おやすみ｣
予想外の言葉に笑ってしまった。ほんと真面目ちゃんで可愛い。

｢おやすみ、！｣

言われたからにはちゃんと歯を磨こうかななんて思えた夜だった。

〜自分side〜
帰って布団の中に入る。

(びっっっっくりしたぁ)

なにあれなにあれ、階段で腕掴むとか何？！！！ほんとに緊張した。はぁドキドキが収まらないよ〜当分寝れない柊であった。