はんぶんこ(なにわ 青) ページ32
｢じょーいちろーくーん！｣
後ろから抱きつけば案の定不機嫌そうに顰められる眉
｢A、やめろって言うてるよな？｣
｢え？｣
｢おまっ、その顔わかってんねやったら初めからやんなや！｣
｢だってだってだって丈くんったら1人でプリン食べてるんだもん。｣
｢これは俺の！｣
私よりちょっと年上のくせにケチんぼな丈くんを無言で叩く
｢痛っ！ちょ、やめろや！｣
｢丈くん、嫌い。｣
｢俺も人のこと殴る女なんて嫌いやわ。｣
くだらない事だってわかってるけど、丈くんが食べてるプリンは私がこの前コンビニで食べたいって言ってたやつだからお土産で買ってきてくれたのかと思ったんだもん。
｢丈くんが、意地悪するからだもん！｣
｢Aがごめんなさいしたら半分あげてもええけど？｣
｢ほんと！？｣
｢ちゃんと言えたらやで？｣
｢丈くん好き！大好き！ごめんね！｣
そう言って丈くんが持ってるプリンを取り上げて食べ始めれば丈くんから聞こえるため息
｢ほんま、お前には敵わん……。｣
｢Aのこと好きだなーって思いました？｣
｢アホか。どこに再確認するポイントあるねん。｣
そう言って私が食べてるスプーンからプリンを口に運ぶ丈くん
｢美味しい？｣
｢美味いわ。……もう1回好きって言ってみ？｣
｢なんで？｣
｢ええから！｣
｢丈くん好き。｣
｢俺もAのこと好きや。｣
｢え！？珍しい！！嬉しい！好き！｣
｢Aは好き好き言い過ぎやねん。｣
｢嬉しいくせに！｣
顔を赤くしてそっぽ向く丈くんを回り込んで見ればこっちを見るなと言わんばかりに私の顔を覆う大きな手
｢お前、ほんまに距離感バカやねんな。｣
そう言って頭を撫でる丈くんの手が優しいから嬉しくて擦り寄った
｢丈くんにだけだもん。｣
そう言えば優しく唇にキスをくれる丈くん
｢あっま、プリン味やな？｣
そう言って勝ち誇ったように笑う君が好き
END
女の子ただただ子供っぽいなー笑
丈くんは振り回されてほしいのよね、女の子に。
次は誰書こうかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
由真(プロフ) - リクエストですが、Aぇ！groupの小島くんと佐野くんが、ライバル関係を一時休戦して、正門くんをストーカーから守って、最後は二人で激しく消毒する話をお願いします。 (2020年8月1日 9時) (
レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2019年4月5日 20時
