頑張り屋さん (JW 赤) ページ17
「何泣いてんねん。」
「だ、いき・・・?」
後ろからフワッと優しく抱きしめられて優しく声をかけられる。
「泣かんでええって。Aは悪ないやん。」
「でも、私の責任だし、ほんとはもっとできることあった気がするの。」
「お前の責任とちゃう。」
大丈夫、そう言って私を少し強く抱きしめてくれる。
「A?」
「ん、」
「Aはがんばり過ぎやねん。少し力抜いたって誰も怒らへんって。」
子供をあやすように優しく問いかけるように甘い声で囁いてくれる大毅。
「少し休んだらええ。・・・もっと俺に頼ってくれや。」
「ありがと。」
「泣きたいときは俺がちゃんと涙拭いたるから安心してや。」
そう言って私の頬にある涙の痕を手で拭ってくれる。
「目腫れてまうな?」
「冷やす。」
「おー、それがええわ。」
いつもの調子で笑いかけてくれる大毅に救われる。
優しく甘やかすときはとことん甘やかしてくれる彼の温かさに思わず笑みが零れる。
「ん、大丈夫そうやな。」
んーって伸びをしながら頭をポンと叩いて背を向ける大毅。
「ありがと、大毅。」
「ええよ、Aはもっと甘えてもええくらいや。」
「うん、大好き。」
「知っとる。」
二カッと笑う彼が好きだな、なんて思ってつられて笑う。
END
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由真(プロフ) - リクエストですが、Aぇ!groupの小島くんと佐野くんが、ライバル関係を一時休戦して、正門くんをストーカーから守って、最後は二人で激しく消毒する話をお願いします。 (2020年8月1日 9時) (レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみれ | 作成日時:2019年4月5日 20時