上鳴電気の妹の場合（前編） ページ10
「 お前なんかいなきゃ良かったのに!! 」
昔俺が妹に言った言葉。
これが妹を、Aを変えた言葉。
-上鳴電気の妹の場合-
最近妹の帰りが遅くなってる気がする。
いや、気がするだけかもしんないけど…。
たまになんて言うか…血の匂いがするんだよ。
Aに話を聞いても無視されるし。
まぁアイツが俺を無視するのなんざ昔からだけど。
「 …で、私達にどうしろっての 」
「 頼む! 女同士ならまだ何か聞けるかもしんないだろ!? 」
「 …ですが私達は上鳴さんの妹に逢った事ありませんわ 」
「 そ、その辺はさ! 勉強教える為! とか! 」
「 女子2、男子1の勉強会とかないわー 」
「 ｯ、なら峰田とか誘えばよくね!? 」
「 ……お前なんでそんなに必死なんだよ。なんかあんなら意地でも聞く。それが兄貴ってのじゃねぇのかよ 」
爆豪が話を聞いていたのか、
アドバイスっぽいのをくれた。
確かにそうなんだけどよ…。俺が聞けばいいんだけど…。
「 上鳴さんは妹さんと仲がよろしく無いらしいですわよ 」
「 …ふーん… 」
興味無さそうに爆豪はケータイを触る。
っーか興味無いなら最初から聞くなよ!!
でもなんだかんだ言ってアドバイスくれるし、
もしかして……! 実は心配してくれたり!?
「 お前の妹ってコレ? 」
「 へっ、あ、え、それ 」
爆豪がケータイ画面をこっちに向ける。
いや確かにそれ妹だけど、え、ツーショ?
え…ちょ…
「 なんでお前がAと写真撮ってんの!? しかも最近流行りのアプリで!? 」
「 ぁ゛? んなもん俺の女だからに決まってんだろ 」
いや、決まってねーよ。
何!? 帰り遅いのコイツのせい!?
話聞いててくれた奴皆帰宅時間が遅い理由分かったおかげで帰ろ帰ろ状態。
「 けど最近逢ってねェ 」
爆豪がそう言った途端空気が固まった。
そりゃもう、ピシッと効果音付きで。
next
上鳴電気の妹の場合（中編）→←飯田天哉の姉の場合（後編）リク
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
齋藤。(プロフ) - リクエストいいですか？尾白君の妹が敵だった場合お願いします！ (2018年5月2日 4時) (
レス) id: da15a7215d (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - やだ、泣く (2018年3月11日 15時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
あいすLOVE(プロフ) - 鉄哲の妹かお姉さんが敵だった場合お願いします！お姉さんか妹かはおまかせします!! (2017年11月14日 13時) (レス) id: b5aaf9cd76 (このIDを非表示/違反報告)
木野真奈(プロフ) - お茶子ちゃんのお姉さんのお話続編があるならぜひ読みたいんですけど･･･ﾁﾗｯ (2017年10月21日 1時) (レス) id: 088ecfe5cf (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!(プロフ) - ブラコン姉さんさん» ぜひ分岐でお願いします！ (2017年7月19日 17時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブラコン姉さん | 作成日時：2016年7月1日 0時
