出逢い？ ページ7
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「 花？珍しいね 」
「 バスで降りた場所に偶然あったお店。 」
結局あの後…
" この花、いただいてもいいですか？ "
" ありがとうございます、すぐお包しますね "
花をテーマにしたくて、1束貰って帰った。
決して、繋がりが欲しかったとか
彼女とまた会える機会が欲しいとか
そうゆうのでは全くない、全く。
「 花は人も育てるって言うからねえ 」
お母さんが毎月何回かは送ってくるよと
コーヒーを飲みながら話すチョンロ。
ちなみにこいつの家は桁違い金持ちで
毎月送ってくるというのは
中国からわざわざプライベートシェットで。
…それにしても
「 この人は誰？ 」
「 ん？ジェノヒョン。 」「 こんにちは〜 」
「 いや名前を知りたい訳じゃなくて 」
「 なぜ見知らぬ人含めた3人のランチ？ 」
実はふたりではなく、
その間で話を聞いていた人物がいた。
ニコニコとチョンロの方を見て。
俺がここに着いた時には既にいて、
相席かよ…と思っていたら
ずっと話を聞いていたのだ。
「 ロンジュンが友達いないっていうから 」
「 この人がロンジュンくんか、 」
「 そう、友達いない可哀想な美大生 」
黙って聞いてれば酷い言われようだな、
ジェノヒョン。と紹介された彼は
チョンロの倍は余裕に
あるんじゃないかと思うほどのデカさ。
肩幅なんてなんて3倍だろ、と
自分の肩をみて見比べ…や、辞めておくか
「 こんな人が藝大生？ 」
「 違うよ、ジェノヒョンは国立だよ 」
「 2駅先の？ 」「 うんそうだよ 」
「 ロンジュンが行ったところ？ 」
「 …そんな所なかったけど？ 」
「 外回りじゃない？ロンジュンのは 」
国立というのは俺らの大学の2駅先にある
頭のいい"陽"のものが集まる大学だ。
「 しかもジェノヒョンは推薦だよ推薦 」
「 チョンロもなんでしょ？ 」
「 僕らと全然違うじゃん、スポーツでしょ？！ 」
「 …スポーツ推薦なの？ 」「 まあね 」
「 でも枠少ないんでしょ！？ 」
「 僕は運が良かっただけだよ 」
スポーツ推薦のイケメンでその上謙虚
こんなやつ、女子はほっとかないだろうなと
少し残っていたドリンクを飲みきった。
… あの店員さんもこうゆうのがタイプなんだろうか
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作者名：すひょん | 作成日時：2023年3月4日 19時
