黒執事×黒子のバスケ【その執事「続編」＿＿】 (ページ49)

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８９. ページ49

赤司征十郎というやつを知っているか＿＿＿＿＿＿＿？

「赤司‥征十郎？記憶には、あるのだよ。確か…赤髪で頭がよくて…それで＿＿＿」

？

どうした、それでなんだ。

「多重人格」
　
　
多重…人格？何だそれは。

『一人の人間に２人以上の人格が存在することをそういうと聞きます。』
　
　
　
「それがどうしたって言うのよ！それと今回の件は関係あるって言うの？」
　
分からん。だが、赤司という奴の情報が全くないよりはましだろう。
　
　
『それにしてもグリーシア、何故赤司様の記憶はあるのですか？』
　
確かに、高尾という奴のことではあんな反応をしていたのに…

「分からないのだよ。だが、微かではあるが赤司については記憶があるのだよ。」

『どういうことなのでしょう…』

【桃井：あの二人はよく一緒にいましたよ。きっと二人ともまじめだから気が合うところがあったんじゃないでしょうか。】
　
『確か桃井様がそうおっしゃっていましたね…』
『もしかしたら、赤司様とグリーシアは人間だった頃特別親しかったのではないでしょうか。』
　

高尾にしろ赤司にしろ、グリーシアにとって親しみの深い人は記憶に残っているということか。
ありえるな。

「ちょっとちょっとぉ！さっきから聞いていれば全然分からないわよ！私にもわかるように説明
　しなさいよ～！

『かくかくしかじかでして…』
　
「つまり、このグリーシアちゃんは元人間で、記憶が残っている原因を探っている時に
　赤司に出会って今に至る…ってこと？そもそもグリーシアちゃんの記憶が残ってるわけ？
　確か悪魔や死神になれば人間の頃の記憶はなくなるはず…」
　
　
『ええ、その通りです。ですのでグリーシアの記憶が残っているのはおかしいわけです。
　それでその原因を探しているのですが…』
　
　
このままでは堂々巡りだな。
直接赤司という奴に会いに行くか、グリーシアを合わせてみるのもいいだろう。

『そうですね、それでは後日伺ってみましょう。よければグレルさんもご一緒にどうですか？』

そうだな、同じ死神を連れて行ってみるか。
　
　
アラ、デートのお誘い？♡でもこのガキも一緒なのが嫌だけど、まあ仕方ないわね。」

グリーシアも来てもらうぞ。

「ああ。」