ユンギは快方に向かうのか？ ページ31
ユンギ「どうして泣くの？」
不思議そうに見つめるユンギが涙に触れる。
ボムギュ「目にゴミが入ったみたい。」
ユンギ「目、大きいもんね。綺麗な目だね〜。」
そう言ったユンギが不思議な顔をする。
ユンギ「何か、頭痛い、、。うっ」
ユンギが頭を押さえる。
キム先生「こっち連れて来て下さい。」
ボムギュがユンギを軽々と持ち上げる。
意外と力が有る事に驚く、カンと、A。
ベットに寝かされるユンギ、、。
ユンギ「うっううん、、、。イタ、、痛いよ、、。A、、。どこ、、？はぁはぁ」
A「大丈夫、、。ここに居るから。」
そう言って、ベットの側に寄る。
キム先生が脈を診て、目に光を当てる。
キム先生「落ち着いて、深呼吸して、僕を見て下さい。」
ユンギ「ううん、、。眩し、、。」
まあ、そうだろう、、。
先生に言われて、深呼吸をすると、ユンギは吸いこまれるように目を閉じて、眠ってしまった。
A「先生、、。ユンギは、、。」
先生「特に、異常はなさそうですね。まあ、脈は早かったですが、だからって、そんな事はよくある事ですしね。ほら、あなただって。」
そう言って、Aの胸に手を当てる。
先生「ドキドキしてる(笑)」
A「はあ、、」
胸じゃなくて、そこは手首でしょ？先生、、。
先生「まあ、ボムギュさんに刺激されて、ユンギさんの本来の意識が表面に出て来る前触れかも。」
カン「それで、ユンギは大丈夫なんですか？」
先生「まあ。大丈夫、、かな。どうせ、暫く、ボムギュさんとは離れてるんでしょ？」
A「まあ、暫く、外国でゆっくりするつもりですから。」
先生「そうですか。まあ、これは只の好奇心ですが、何所へ行かれるんですか？」
ボムギュ「タイのうちが所有している一軒家にメイドさん付で滞在して貰おうかと、、。」
A「ああ、、そうなの？」
実はボムギュが任せてくれと言うので、任せていた。
本当はヨーロッパに行きたかったんだけど、お金が、、、。
まあ、仕事もそんなに入れられないし。
ボムギュ「うちの事業の一つで、うちがコロナで、家を維持できなくなった人の家屋を買い取って、外国人の人にお手伝いさん付で、貸し出すっていうのが有ってね。
家の所有者にはそのまま住んで貰って、家の維持と泊りに来た人の世話をして貰うってわけ。」
A「へ〜半分、慈善事業って、わけか。」
ボムギュ「まあね。タイ政府に恩も売れるし、一石二鳥ってわけ。」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年8月30日 20時
