イケメンサセンて、居るの？４（BTSユンギ） (ページ12)

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誰のせいにしても仕方ないページ12

A特別室から、少し離れた看護婦詰め所みたいな、受付で、キム先生に会えるか聞いてみると、丁度、夜勤明けで、居るという事で、近くの談話室に案内された。

キム先生「どうされました？」

夜勤明けとは思えない気軽さで、部屋に入って来たキム先生。

A「実は一週間、一緒に病室で過ごしましたが、僕もそろそろ、ここに居るのが限界かな～と、思いまして、、。」

キム先生「そうですか。いや～事情が事情ですし、お二人は恋人同士ですから、お食事を持って行く

以外はお部屋の側には誰も行かないようにしていたのですが、そうですか。

窮屈でしたか～。」

A「え？そんな事聞いてないですけど、、。」

キム先生「ああ、そうですね。言ってませんでした(笑)」

そういう情報って、本人が知らないと、意味なくないですか？

豪快に笑っている先生を見ながら、Aは嘆息するが、もう、ここを出ると決めていた。

A「何となく、納得いかないですが、とにかく、退院したいんです。これから、どうしたら良いのかお聞きしたくて、、。」

キム先生「まあ、特に薬を飲んでいる訳でも無いですから、ストレスが掛からない状況の所で、たっぷり、ユンギさんを甘えさせてあげて下さい。

僕とはオンライン診療も出来ますから。」

A「ああ、、そうですね。良かったです。」

キム先生「これは前にも言った事ですが、ボムギュさんとはなるべく、会わせないで下さい。
弟さんですから、一生会わせないという訳にもいきませんが、今は心の負担を減らしてあげる事が、回復への近道ですから、、。」

A「はい、、。分かりました。」
とは、言ったものの、ボムギュはユンギの力になりたいと思っているのに、申し訳ない気もする。
でも、まあ、ボムギュにも非は有るのだから、仕方ないか、、。

ボムギュには申し訳ないが暫く、ユンギとは会わせられないという事を、伝えた。

ボムギュ「そうですか、。仕方無いですよね。そんなに僕との事が負担になってると、分からなかった僕のミスです。」

A「いや、どちらかと言うと、僕の判断ミスだから、ゴメンね。」

ボムギュ「僕の事は大丈夫ですから、ユンギさんの事だけを考えてあげて下さい。フォローはいくらでもします。僕のせいですから。」

A「ありがと。まあ、又、連絡する。」

元はと言えば、ボムギュのせい。

でも、その大元は、ちゃんと、僕がボムギュを見なかったせい。

仕方ない。