ボムギュの実像 ページ1
A「その話は韓国に帰ってから、ゆっくりするよ。」
ボムギュ「何か、ヒョン、、フラットになりましたね。」
A「自分のズルい所も、少しは分かったからかな。」
ボムギュ「ヒョンは素直過ぎるんですよ。おかげで、僕は色々学べましたが、、。」
A「？」
ボムギュ「又、帰ってから、色々話します。病院は任せて下さい。もっと、イケメンにしてみせますよ。」
A「いや、いい、、。整形は望んでない、、。」
ボムギュ「まあ、ヒョンは十分イケメンですから、、。むしろ、骨折して、良い感じに普通になってる姿を見たいですね(笑)。」
A「相変わらず、性格悪いな、、。」
ボムギュ「そんな事言ってると、手術が終わったら、違う人になってますよ。」
A「それは真面目に困る。ユンギに嫌われそうだ、、。」
ボムギュ「ユンギさんにはそんな事、関係ないって、分かってるくせに、、。」
A「そうかな、、。」
ボムギュ「そうですよ。ユンギさんはヒョンの全てを愛してると、思いますよ。」
A「ボムギュ、、。」
ボムギュ「はい？」
A「ホント、ゴメン、、。韓国に帰ったら、ちゃんと、お前の話、聞くよ。」
ボムギュ「楽しみにしています。僕も色々、話したいです。ヒョン、、。」
A「じゃあ」
ボムギュ「はい、、。」
ボムギュの声が、心なしか、震えてた気がした。
僕は結局、あいつの事、何も見えて無かったのかもしれない。
自分の事ばかりで、被害者意識が強すぎて、、、。
確かに、ボムギュはまだ、２１歳になったばかり。
自分より１５歳も年下の弟を怖がるなんて、情けない。
怖がっていたというより、見ていたくなかったと、言うべきか。
自分の物を全て、持っていく人間だと思っていた。
見ていると、反吐が出ると、思っていた。
でも、実像は只のブラコンだという。
真実は韓国に帰れば、分かるのだろうか、、。
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年8月8日 14時
