時が止まれば良いのに、、、。 ページ28
ユンギ「俺だけが、Aに会えなくて、辛いのかと思ってた。」
A「良いんだ。僕はユンギの負担にだけはなりたくなかったから、、、。今日はどうしちゃったのかな、、。まだ、大人で居るつもりだったのに、、、。」
ユンギも涙が出て来る、、。
ユンギ「もう、いいよ。Aだって、、、辛かったって、、、、分かったから。もう、良い、、。」
A「うん、、。ユンギ、、。会いたかったよ。でも、コンサートで、歌っているユンギを見ながら、このままなら、これ以上、君を傷付けないで、済むんじゃないかと、思ったりした。」
ユンギ「そんな、、、。」
A「僕は,又、君が傷付けられるのを、耐えられないと、思った。僕の可愛いユンギ、、。」
Aが切ない顔で、ユンギを見つめて、頬を撫ぜる。
A「君の幸せの為なら、僕なんて、どうでも良かった、、。僕が我慢すれば、良いと、、。でも、ユンギを苦しめてたのは僕だったんだね。」
ユンギ「俺は大丈夫だから、迎えに来てッていうつもりで、頑張ったのに、、。」
ユンギが、Aの胸にもたれる。
A「ユンギ、、。」
愛しそうに、ユンギの背中を撫ぜる。
ユンギ「早く、こんな風に、背中を擦って、大丈夫、、って、言って欲しかった。もう、限界だった。俺はAが居ないと、息が出来なくなっていく。
でも、居てくれたら、きっと、もっと、強く成れるから」
A「僕のユンギ、、。顔見せて、、。」
ユンギが顔を上げると、目を瞑ったAの顔が近づいて来る。
ユンギも目を瞑る。
唇に当たる、懐かしい柔らかい薄い唇の感覚、、。目を瞑ると感覚に集中出来る。
優しく、当てるだけの感触から、口をこじ開けるように、舌が差し込まれる。
Aの舌の感触を早く感じたくて、ユンギは口を開けて、待つ、、。
優しく入って来た舌に自分の舌を絡めると、切なくて、こんなにも待ち浴びていた自分が悲しくて、でも、やっと、貰えた幸せに、心が震える、、。
ユンギ「あ、、ふ、ふう〜ううん、、。」
ぺちゃ、ちゅっ、、くちゅ、、じゅる、、。
只、響く水音、、。
ユンギ「チュる、、。ちゅぱっ、、。ねぇ、、。」
A「ん？」
唇を離して、ウットリとした蕩けた顔で、ユンギが言う。
「したい、、。もう、我慢出来ない、、。Aが欲しい、、。」
A「暫く合わない間に、大胆になったね、、。」
ユンギ「意地張ったり、恥ずかしがったりしてる時間が惜しい。」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年7月20日 8時
