運命の選択 ページ2
ユンギは受け取ったペットボトルの水を飲んで、
ユンギ「君の言う通り、俺は君を抱いて、あいつを愛してる事、確認しただけだったな、、。」
どんなに快楽を得ても、何所か物足りなくて、Aに抱いて欲しいと、思ってしまう、、、。
心が空っぽになっていくみたいだ。
仮A「あなたは正直で魅力的ですね。本当はこんな事、人に言うのはいけないと分かっているのですが、私は少し敏感な所が有って、人の縁みたいなものを感じる事が出来るんです。」
ユンギ「は？え？」
ユンギは突然の事に頭が働かない。
仮A「人の運命は本当は変えてはいけないし、自分で切り開くものですが、今回だけ教えますね。」
急に、仮Aが髪を解き、ユンギを正面からジッとみる。
その目にふざけたり、騙そうというものは見えない。
仮A「あなたの後ろに苦しんでいる人が見えます。」
ユンギ「え、え、。どこどこ。」
ユンギが後ろをみる。
オカルトは苦手だ、、。
仮A「霊感みたいなのとは、違いますよ(笑)
あなたはその人に愛されている。
ここからは選択です。
今から、１０分後、あなたの愛する人から、電話が掛かって来ます。
相手が何も言わなくても、貴方は自分の気持ちを話して下さい。
ありのままを。
もしかしたら、切れかけた縁を繋げるかもしれない。
でも、その事によって、永遠に奥さんと子供のいる家庭を持つことは無いでしょう。
電話を取らなければ、普通の幸せも望めます。」
ユンギ「お、俺は、、。」
仮A「信じる、信じないはあなたの自由です。本来、いけない事ですし。でも、あなたもAさんを愛しているから」
澄んだ瞳がユンギを、まっすぐ見つめる。
それから、すぐ、電話がなった。
ユンギは迷わなかった。
すぐ、電話をとる。
また、知らない番号、、。
ユンギ「ヨボセヨ。」
「・・・・・・・。」
ユンギ
「A！ヒョン！何で、諦めるんだよ！俺の為だとしても、カッコ良く助けて欲しかった。愛してるんだ。めちゃめちゃにもなっても、良いほどに、、。ずっと、一緒に居たい、、。俺は俺だけは諦めないで、、。」
A「ゴメン、、。愛してるよ、、。でも、君を傷付けるなんて、許されない、、、。」
”ブチ。ツー、ツー。”
ユンギ「くそ！切れた、、。」
仮A「でも、あなたの気持ちは伝わりました。後は、その人次第です。」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年7月20日 8時
