秘密クラブ ページ46
現金を途中で、用意して(韓国では殆ど現金何て、使わない。)、指定の場所に行く。
そこには黒塗りのリムジンが停まっていて、夜にも関わらず、サングラスを掛けた、スラリとしたピンクのマスクに全身黒スーツの女性が降りて来て、ドアを開けてくれる。
ユンギは指定されたとおり、マスクと帽子を着用して、車に乗り込む。
女性が反対側のドアから乗り込むと、黒革の冊子を出して、説明しだした。
女性「着きましたら、血液検査、唾液の検査をして頂きます。結果が出ましたら、次のドアをお入りください。着くまでにこの書類をお書きください。」
そう言って、冊子とペンを渡される。
女性「では、料金、１００万ウォン頂きます。何か、質問が有れば、いつでもどうぞ。」
ユンギ「いや、、。」
何を質問すべきも分からないし、、。
お金を渡して、書類を見る。
書類は好みの相手の年齢とか、あと、性志向。つまり、男と女、どっちが良いとか？
特に希望があれば、みたいな、、。
SMの趣味とかロリコンとか、だろうな、、。
女性「あくまで、うちはカップリングしているだけで、売春を斡旋(あっせん)しているわけでは有りませんので、、。」
まあ、そうじゃないと、犯罪だからね。
実際は同じようなもんだろうけど。
特記する持病まで、書く所あるな、、。
心臓病で、腹上死でもされたら、色々困るからか？(笑)。
最後に緊急連絡先まである。
ユンギ 「はい。書きましたが」
女性「ありがとうございます。相手の方の年齢が書いてありませんが、」
ユンギ「女の子なら、別にどうでも良いけど、、。」
女性が代わりに何やら、サッサと書いた。
では、お客様、着きましたので、このドアをお入り下さい。
着いたのは、大きな白い建物で、目の前がドアだった。
周りには何も無い。
ここどこだろ？
ユンギがドアを入ると、カラオケボックスのような部屋に、白衣の看護婦さんがやっぱり、マスクをして微笑んでいた。
血液を採られて、唾液を採取される。
病気持って無いか検査するってわけね、、。
消毒用のスプレーもちゃんとある。
ユンギは落ち着かない感じで、周りを見渡す。
看護婦さんは微笑んで、
看護婦さん「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ(^−^)」
さすがに、こういうところにいるだけ有って、スタイルも良いし、良い感じの人だ、、。
声も安心させる雰囲気がある。
やっと、やわらかな音楽が耳に入って来た。
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年6月25日 17時
