手紙 ページ22
フロント係「ミン、ユンギ様宛にお手紙をお預かりしておりますので、こちらまで取りに来られるか、」
ユンギ「行きます。すぐに」
ユンギが慌てて、用意をして、マンションを出ようとすると、ジンが居た。
ジン「俺、もう、実家の方行こうと思うんだけど、もう、大丈夫、、？」
やさしく微笑むジンにユンギは思わず抱きついた。
ジン「/////え？」
ユンギ「ヒョンのおかげで、会えるかも、、。ありがとう、、。また、頑張って、休暇貰ってきてくださいね。」
ユンギがニコニコしながら、ジンに手を振り乍ら、走って行く。
ジン「簡単に言うけど、結構大変なんだからな、、。はぁ〜世話が掛かるな。ユンギチンは、、。でもこれで、ヒョンの役目は果たせたかな、、。」
少し、寂しそうに微笑むジン、、。
・・・・・・・・
ユンギ「さっき、電話したミン、ユンギです。」
ホテルのフロントに飛び込んで来そうな勢いのユンギの顔を、一瞬びっくりして、見ていたスタッフはすぐ、表情管理して、手紙を渡してくれた。
仕事早いな。
まあ、メッセージぐらい残して行っても、今時、手紙なんて、珍しいしね。
ユンギはそこでやっと、冷静になって、サングラスに帽子、マスクをしっかりして、周りを気にして、ロビーの端で、手紙を読み始めた。
ユンギへ
この手紙はユンギに届くのかな。
読んでくれてたら、良いけど。 そしたら、少しは僕の事、好きでいてくれるって事でしょ。
でも、例え、ダメでも、最後に泣いていたユンギの涙を僕を好きだった証拠だと、思いたいけど。
まあ、図図しいか。
本当に愛してたよ。本当は諦めたくなかったけど、君に迷惑はかけられない。
そんな事思いながら、最後の君の涙を見たら、諦めきれなくなってる。
だから、こんな手紙も書いてる、、。
今は会えない。
だけど、許されるなら、僕の事を少しでも愛していてくれるなら、個展に絶対に来て欲しい。
それまでには全ての事に、決着をつけるよ。
○○月○○日 １９時。韓国テレビを見てよ。なぜ、会えないか、少しは分かると思う。
愛してるよ。 この手紙を君が読んでくれる事を心から、祈ってる。
Aより
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年6月25日 17時
