会いたい、、。 ページ21
今、俺は何故か、ジンの背中を擦って慰めている、、。
ヒョン、、。本来はこういうべきだけど、3か月しか、変わらない上に、今、俺が慰めてる時点で、ヒョンと呼びたくなくなるでしょ。
ジン「ごめん、、。俺が徴兵行ってるせいで、お前に負担掛けてたんだな、、。今は軍でもスマホ見れるから、みんなのカトク見ながら、凄く、もどかしかった。
情報漏洩しない為に、返信は出来ないからさ。」
そうか、責任感じて泣いてくれてたのか。
ジンが俺を抱き締めて、
「ごめんな、、。俺が側にいたら、こんな思いさせなかったかもしれない。ユンギにこんな思いさせるAは悪い奴だ、、。辛かったなユンギ、、。」
やっぱ、ジンヒョンは良いひとだな。
でも、Aが悪い奴って言うのは違和感あるな、、、。
あいつは軽いけど、いつも、優しかったから、、。
いつの間にか、ジンが俺の顔を見つめてる。
ジン「やっぱ、好きなんだな、、。そんな、顔しちゃって、、。そんな、優しくて、悲しい顔、始めて見た。」
ユンギ「そうですか。」
確かに、Aの事思い出すと、緩やかな空気と胸の痛みを感じる、、。
ジン「でもさ、ホテルに住んでるんなら、会いにイクとか、ホテルに電話するとかできるんじゃないの?」
ユンギ「あっそうか、ジンヒョン、ナイス、、。」
もう、会えないと思い込んでいた。
すぐ、電話しようとして、でも、やっぱり、どうしたの?って聞かれたら、何て言えば良いんだろうと、手が止まった。
ジン「あっ俺、用事思い出した。じゃあね、ユンギチン、、。」
ジンが慌てて、部屋を出て行く。
電話を掛けるのを躊躇ったのはそういう事じゃないんだけどね。
電話に出たら、会いたいと言うのか、愛してると言うのか、どうしたいのか、自分に聞く。
会いたい、触れたい、話したい、抱きしめられたい、声を聞きたい。
例え、拒否されても、このままではきっと、忘れられないだろう、、。
今はプライドより、自分の気持ちを優先すべきと、確信した。
俺はもう一度、ホテルの電話番号を押した。
今まで、一度もかけた事ない番号。
ホテルの部屋番号と名前を言う。
ホテルフロント係「スイマセンが、そちら様のフルネーム頂けますか?」
ユンギ「はい。ミン、ユンギです。」
何で、俺のフルネームが要るの?
ホテルフロント係「このお客様は昨日、チェックアウトされまして、」
ああ、折角、勇気出したのに、やっぱ、俺の事なんて、、。
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作者名:sumiko | 作成日時:2020年6月25日 17時