なぜ、、、空が青いと悲しいのだろう、、。 ページ15
解放、、。
その言葉を受け取れば、終わりになる、、。
ユンギ「好きって、さっき、俺の事、、好きなんですか?」
A「脅してでも、手に入れたいくらい位にね。でも、やっぱり、アイドルを手に入れるなんて夢、これぐらいで、止めにするよ。、、。ゴメンネ、、。愛してたよ、、。」
優しい声。優しい視線、、。
全てが、ユンギに突き刺さる、、。
手離すなら、好きとか言わないで欲しい、、。
愛してるよって言葉、、、只の、寝物語に言ってるだけだと、思って、只、聞き流して、、、。
本当は期待してた?
何を?
ユンギは涙が出そうで、でも泣くのは違う、、、。
心臓が痛い、、。でも、認めたくない、、。
相手は俺を脅したサセン、、じゃなかったんだっけ。
本当はこれで終わりにしたくない、、。
だけど、言えない、、。
だって、この人は止めにするって、俺はもう、要らない?
色々な気持ちがグチャグチャになって、ユンギは下を向いたまま、顔を上げれなかった。
A「これ、今度、個展やるんだ。良かったら、来てよ。気まぐれに寄ってみるだけでも良いからさ、、。」
Aがチラシをユンギに渡す。
ユンギが受け取って、丸めて、ドアの方に投げる。
ユンギ「もう、関係ないから、、。これで、終わり、、なんだから!」
何だか分からない涙がユンギの目から流れる。
乱暴に着替えて、バスローブを投げ捨て、ドアに向かう。
Aは只、ソファに座って、その様子をじっと、見ている。
ユンギは涙をみられないように、振り向かずに
「じゃあ、もう、会う事も無いと思いますけど、真面目に生きて下さい。」
A「ん、、。色々、ありがと、、。楽しかったよ。ユンギ、、。」
ユンギは又、涙が溢れてきそうになって、さっき投げたチラシを乱暴にジャケットのポケットに突っ込んで、部屋を出た。
ホテルを出て、顔を上げたら、空があの写真みたいに青くて、涙が止まらなくて、サングラスを掛けて、マスクをした。
俺はアイドルだから、、、。
こんな事は当たり前だ、、。
終わったんだから、万々歳だ、、。
全部、終わったんだから、なのに何で、涙が止まらないんだよ。
バカ、、Aのバカ、、。お前なんて、大嫌いだよ、、。
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作者名:sumiko | 作成日時:2020年6月25日 17時