取り込り込み中だったけど ページ45
ジーナ「ん〜？何か、お取込み中？」
殆ど、開いて無い目で、ぼんやりと、分かってんのか何なのか、、、
ジン「はぁはぁ、、ソ、そうね、、そうかも、、。」
布団の中にセナを隠して、気持ち良さに、もう、どうにかなってしまいそうだけど、とにかく、この場を納めないと、、、。
「ジーナ、オッパからのお願い、、。ちょっと、ドア閉めて待って。トイレ少しだけ我慢して、、」
「ん、、早くしてね、、漏れそう、、はぁぁ〜」
と、寝ぼけたままのジーナが欠伸をしながら、ドアを閉める。
「くっ、、んん、、、全集中、、全集中、、」
ドアが閉まった途端、ジンはテッシュでモノ拭いて、あっという間に、バスローブ着て、両手を握り締めて、目を瞑っている。
「何してるの？」
セナが思わずつぶやくと、
ジン「父親に戻ってんの！」
セナは必死に言うジンを呆れるように見上げる。
ホント、可愛いな〜ジンは、、
「ジーナ、、ゴメン、、待った、、」
ドアの前で、ジンの声が途絶えた。
「グスン、、間に合わなかった〜ごめんなさ〜い。」
ジーナの泣き声。どうも、漏らしてしまったらしい。
「さて、今度は私の出番か、、」
と、セナが服を着て出ようとしたけど
「大丈夫、ジーナ。ジーナは悪くない。トイレの場所、分からなかったんだから、、」
と、しゃがんで優しく微笑むジンの横顔が見えた
「セナ、ジーナの部屋に着替えあるでしょ？」
ジーナの手をしっかり握ったジンが振り向く。
セナ「うん。でもジン1人で大丈夫？」
心配して聞くけど、
ジン「僕だって、ちゃんと親だから。セナだって、一人で頑張ってたんでしょ？今日は寝てて。」
そう言うと、ドアが閉まる。
防音の部屋だから、二人の様子は分からないけど、多分、ジンは一生懸命父親するんだろうと、思うと自然と笑みがこぼれた。
そう彼は、どんな時も逃げたりしない。
いつだって、全力投球だから。
そして、ジンはその夜、そのまま帰って来ず、待ちくたびれて、眠ってしまったセナはジンの優しいｋｉｓｓで目覚めた。
「僕の美しい御后様、可愛い僕達のお姫様がお待ちかねだよ。」
セナ「ああ、、ジン、昨日はジーナのとこで寝たの？」
眩しい朝日に、目を瞬かせて言えば、
ジン「ごめんね。寂しかった？」
何て、かわい子ぶって言うのが、何故に似合う２７歳、、。
セナ「まあ、そうね。待ちくたびれて、寝ちゃったけど、、あっちの方は大丈夫だった？」
ジン「あ・・・まあ、何とか、、。」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年5月22日 21時
