BTL番外編（ジンside）2 .・・・・・ジンとテテの続きです。 (ページ5)

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ジン、、泣くページ5

あれから、３日、毎日、セナは家にやって来ては、ジンの部屋で過ごしている、、。

ジンの母も幼馴染のセナに心を許しているのか、ジンたちを残して、平気で出かけていく、、。

何なら、夕ごはんも作って適当にしますから、なんてセナが言うから、それは俺が作るから、気にしないでって、暗に母が帰らなくても大丈夫と、ジンが言ってしまったようになった。

ジンの母も喜んで、じゃあ、よろしくねって、出かけていく、、。
まあ、たまには母も羽を伸ばしたいのだろう、、。

いくら、なかなか帰ってこない息子でも、一ヶ月も家に居れば、飽きてくるだろう、、。
どうせ、部屋から殆ど出ずに、ゲーム三昧だし、、。

ジンがゲームしてる横で、本を読んだり、仕事の資料を見たり、セナはしているだけで、この３日、特に変わりはなかった。

セナ「で？失恋でもしたか？」

突然、セナが切り出した。

ジン「は？」

セナ「おばさんが泣き声が聞こえて来たとか、目が赤かったとか、心配してたぞ、、。」

ジン(そんな事までこいつに言うなよ、、。)

セナ「もう、大人だし、仕事上、誰にでも相談出来るってわけじゃ無いだろうけど、私で良ければ聞くぞ。」

昔と同じようなガキ大将的な包容力、、。人を包むようなオーラは健在だな、、。

突然、柔らかいものに包まれたと思ったら、セナの胸の中だった、、。

ジン(そう言えば、最近は野郎ばっかりで、こんな柔らかい胸に抱かれたのは何年ぶりだろう、、。)

何か、心地よくって、つい、心を許してしまいそうになる。

ジン「やめ、、やめろって、、。」

離れようとするのを、グッと抱きしめられた。

セナ「よしよしヾ(・ω・｀)辛かったな、、。ジンのことだから、いっぱい努力したんだろうな、、。仕事も、恋愛も、よく、頑張ったな、、。」

セナがジンの頭を撫ぜる、、。

誰にも、相談できなくて、いつも明るくいようと頑張って来たジンの最後の砦が崩壊した。

ジンは思っても無く、涙が溢れて止まらなくなってしまい、セナの胸で暫く、声を殺しながら泣いてしまった。

セナは只、よしよしと、言いながら、ジンの頭を撫ぜていた、、。

ジンはBTSの長男では無く、只のキム、ソクジンとして、思いっきり泣いた。
何も考えず、只、泣き続けて、いつの間にか眠ってしまったようで、気が付けば、床に寝ていた。

枕はちゃんと、頭の下にあり、夏用布団をベットからとって来て、掛けてあった。