本能には逆らえない？ ページ19
休みの間、ジンはやっと、元気になって、他の地元の友達とも会って、お母さんを安心させる事が出来た。
とは言え、言うべきことは言わなくてはいけない。
怒られることは覚悟で、セナとの事を話す事にした。
ジン「ねえ、お母さん、聞いて欲しいことあるんだけど、良いですか？」
ジン母「はい？何？改まって。」
ジン「え、、と。その、、。」
ジン母「もう、何？じれったいんだけど、、。」
ジン「あのさ。セナの事どう思う？」
ジン母「ん？もしかして、付き合う事にしたとか？」
嬉しそうに、目を輝かせる母。
ジン「いやまあ、そうなんだけどさ。セナに子供いるじゃないですか？」
ジン母「それが気になるの？」
ジン「いや〜気になるというか、、」
ジン母「ナニ？奥歯に何か挟まったような言い方して、、。」
ジン「はぁ〜。あの子、俺の子なんです。すいません！」
ジン母「は？はぁ〜？何それ。どういう事？ソウルに行く前に、子供作って行ったって事？何て子！」
ジン「面目次第も有りません。すいません。で、今すぐとはいかないけど、結婚しようと思って、、。」
ジン母「あ、、ああ。まあ、そうすべきでしょうけど。お父さん、何ていうかしら。」
ジン「やっぱ、殴られるかな〜。」
ジン母「まあ、覚悟して言ったら？私から、先に言っといた方が良いのかしら。」
ジン「いや、まあ、自分の事なので、自分で言います。」
。。。。。。
セナ「うわ〜。その顔どうしたの？」
セナが次の日、ジンの家に行くと、腫れた頬をジンが冷やしてる。
ジン「セナと子供の事、話したら、父に殴られた。」
セナ「ありゃりゃ。」
ジン「まあ、休暇まだあるし、３日ぐらいで、治るだろ。」
セナ「まあ、毎日、真面目に冷やせば、大丈夫かもしれないけど。ごめんね。」
ジン「何で？僕は幸せだよ。少しでも、セナとジーナの為に何か出来る事が、、」
セナがジンの首に、そっと、抱きついて、鼻をすする音が聞こえる。
セナ「あ、ありがと、、。私の我儘で、産んだようなもんなのに、、。」
ジン「それでも、僕にとっては幸せの元だからね。幸せになろ、、」
セナ「うん、、。３人で暮らせる日が来るのを信じてる、、。」
ジン「うん、、。任せて、、。愛してる。セナもジーナも。」
ジンがセナの腰に手を回す。
セナ「良い感じの時になんだけど、何か、固いのが当たってる気がする。」
ジン「(・・;)生理現象だから////。」
セナ「ジン、、(-_-;)。」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年5月22日 21時
