努力より、才能だったけど ページ18
セナ「でも、まあ、ジンだって、凄い努力してここまで来たんだから、そこは認めるべきかな。」
ジン「うん、、。ホント、今の事務所入るまでは、何でも努力したら、報われるって思ってたけど、そうでも無かったよ。」
セナ「え？だって、世界的アイドルになったじゃん。」
ジン「でもさ。ダンスも歌も本当に頑張ったんだけど、やっぱ、才能には敵わないな〜て、思う時があった。
とにかくさ。努力さえすれば、みんなに追いつけるって思ってたけど。」
セナ「うん、、ジンは頑張り屋さんだからな。」
ジン「でもさ。ある時、番組の司会者に言われたんだ。皆さんのダンス、前から、みると、すっごくピッタリ揃ってるんですが、後ろから見ると、ジンさんだけ微妙にずれてる。って。」
セナ「そ、そうか、、。」
ジン「笑って、ラプモンと二人で、ダンス苦手な両ウイングです。なんて、言ってみたけど。
でも、本当は泣きたかった。こんなに努力しても、追いつけない。
じゃあ、俺が優れてるのって何だろうって。
イケメンと言ったって、�垢皀献腑鵐哀�もイケメンだし。
曲作っても、没ばっかりだった。
ダンスが出来ないと言っても、ナムはラップではトップクラス。
シュガは曲を量産してるし、プロデュースもしてる。
ジミンもJ-HOPEもダンスは天才的。
マンネは何でも出来るし、、。
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セナ「でも、、」
ジン「でも、まあ、俺は自分のままで出来る事があるはずって、思い直した。
天才の中に居たら、只の凡人かもしれないけど、俺を好きでいてくれるarmyも沢山いてくれるからね。」
セナ「うん、、。ジンだから、好きって子も沢山いる。
BTSの人気は全員のsoulの美しさだって、言ってた人もいたよ。
ダンスが上手い人も、歌が上手い人も沢山いるけど、只、そこに存在してるってだけで、癒される存在、、。
ジンはその中心にいるんだよ。」
ジン「ありがと。さすが、僕の奥さん、、。このワイルドハンサムの良さを分かってるね。」
ジンがセナの腰を抱く。
セナはジンの首に手を回して
セナ「ジンの良いとこはいっぱい知ってる。誰よりも、周りが見えてるし、言いにくい事も、明るく言えて、BTSの長兄の役目をちゃんと、果たしてる。
RMさんの頭の良さとは違う、社会的、頭の良さがジンにはある。
会えない時も、ずっと、見て来た。
苦手な事からもけして逃げずに頑張ってるジンを。」
自然と二人の影が重なって、二人の気持ちも重なりあった。
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年5月22日 21時
