親がバカだから、子供が付け上がる ページ36
彼女は大人を舐めていた。
親がバカだから、子供もバカに育った。
嫌な事が有れば、泣きわめき、親も面倒だからと、つい、文句言いながら、彼女の言う通りにした結果そうなった。
自分が友達から借りた物を失くして、学校に行きづらくなり、友達に誘われて、相談室に行き、先生に
「ここは事前に申請した人しか入れない」
と言われ、
「先生の言い方きつかった。もう、先生が謝らないと学校に行かない」
と言い出した。
親はバカだから、先生のせいで自分の子が不登校になると、学校に言いに行き、果ては父親が、自分の仕事に合わせて、日曜日に先生を学校に呼びつけて、彼女に謝らせた。
彼女は大人を使って、舐めた態度を取るモンスターになっていった。
母親も父親も只、いい親の振りをしたかっただけで、後で、もっと、酷い事になろうとは思わなかった。
母親は彼女に
「学校訪問にスマホが無いと困る。友達と待ち合わせ出来ない。早く何とかしろ」
と、、言われ、慌てて携帯ショップに行って、スマホを買い与えてしまった。
結果、彼女はずっと、LINE電話で誰かと話し続けるようになり、夜の外出が増え、10時頃帰るようになった。
でも、母親は彼女の
「家では勉強出来ないから、友達と勉強している」
という言葉にすがってしまった。
折角、勉強してたはずが、彼女は父親と喧嘩して自棄になり、最低ランクの公立に行くことに急きょ変更。
先生は職員会議までして、彼女の為に頑張った。
それでも、彼女は先生に感謝もせず、
「あの先生、出来ない人だけど、こういう時、役に立つな。」
と、言い放った。
しかも、父親のせいで、志望校行けなくなったと、ピアスを8個も開けて、母親に
”私は傷ついてるんだ”
アピールをした。
しかも、
「次は舌にピアス開けたい。」
と、母親を脅す始末。
母親は学校に相談する事もしなかった。
「絶対、見つからないから。」
と、言う彼女に言葉にすがったのだ。
結果、2週間後、見つかった。
学校の担任の先生は受験の最中に見つかった事実に、それでも母親を責めることなく、
「一緒に頑張りましょうね。」
と励ましたが、
彼女は反省なんかしない。
ピアスを外したと嘘をつき、ガーゼを耳に巻いて、痛いから見せられないと嘯いて、毎日、チェックされないように、遅刻していく始末。
「高校はピアスして良いから、外さない。」
これも、嘘。
学校がそこまで、チェックしないだけで禁止です。
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sumiko(プロフ) - 私も初心者なので、良く分からず、消したいときは上書きしてます。(T_T) (2020年11月5日 7時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - パスワードってどーやって知ればいいんですかるる (2020年11月5日 0時) (レス) id: 2c20cab712 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sumiko | 作成日時:2020年5月22日 21時