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まずは慣れてるスングァニから起こしちゃおう。弟だしノックなしでドアをあける。
「スングァニ。朝。おはよ、起きて」
「んん……ヌナ、まだ寝たい」
「ヌナも寝たい、けどご飯食べてからにしてスングァニ」
長引く前に布団を剥がす。
「さむいヌナ」
「ヌナは寒くない」
久しぶりに血縁者と関わったからなのか、末っ子ということも手伝って若干甘えたなのが可愛い………けどここは心を鬼にする。
「起きないとあんたのご飯ヌナが食べちゃうぞ」
「今日ヌナが作ってくれたの?」
「そーよ、でも起きないならスングァニの分も食べる」
「困る……」
「ヌナもスングァニ起きてくんないと困る」
スングァニの眉間にシワが寄る。小さい頃と変わってなくてちょっと笑ってしまう。
というか一人目で手こずっていたらご飯が冷める。あんだけ苦労したし温かいのを食べて欲しい。
「……じゃあ撫でてください」
「もう成人したでしょ」
「おやすみヌナ」
んふー。溜め息はお父さんにやめろとめちゃくちゃ言われたからデカい鼻息で妥協する。
スングァニの髪の毛がちぎれかけてる頭をわしゃわしゃと撫でる。髪の毛の間からニマニマしている顔が見える。
なんか面白くて、その丸顔のチャームポイントであるほっぺを思いっきり掴んでやる。もちもち。
「……ほっぺは頼んでないですよヌナ」
「頼まれたことはやったよ、ほら起きた起きた」
それでもどこか満足そうな弟を見送り、次の部屋に向かう。
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律花(プロフ) - メルトさん» ありがとうございます!!もっと本来の可愛さを表現できるように努めます!!笑 (2021年3月8日 21時) (レス) id: 7feb4b6231 (このIDを非表示/違反報告)
律花(プロフ) - Akoさん» 返信遅くなってしまってすみません;;ありがとうございます!! (2021年3月8日 21時) (レス) id: 7feb4b6231 (このIDを非表示/違反報告)
律花(プロフ) - りりさん» ご返信とっても遅れてしまい申し訳ないです;; ありがとうございます!!頑張ります!!! (2021年3月8日 21時) (レス) id: 7feb4b6231 (このIDを非表示/違反報告)
メルト(プロフ) - 全員可愛すぎる (2021年1月25日 22時) (レス) id: 43bc4b2371 (このIDを非表示/違反報告)
Ako(プロフ) - おかえりなさい!! (2020年8月6日 3時) (レス) id: 1395fa2c8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:律花 | 作成日時:2020年4月15日 2時