第三話 人攫い ページ15
十五日後----
最終選別が終わり何日も休んで元気になった私は亡くなった師範のために恩を返したいと思い、屋敷の中庭の掃除をしてたら玄関の方から男性の声が聞こえてきた。
鉄穴森「御免くださ〜い」
アカネ「は〜い!」
玄関の方に向かおうと廊下を早歩きして玄関の扉を開けたら背中に大荷物を背負ってるひょっとこのお面を被った男性が現れた。
アカネ(うわっ!ひょっとこのお面・・・・・・!?)
第三話〜人攫い〜
鉄穴森「こんにちわ。貴女が小梁アカネ殿ですね?私は鉄穴森と申します。
貴女の刀を打った者です」
アカネ「え?そうなんですか?わざわざ来て頂いてありがとうございます。
あの、どうぞ中へ・・・・・・お茶を入れますよ」
鉄穴森「あっ、どうもありがとうございます」
鉄穴森さんに屋敷の中を招き入れた後に彼を居間の方に休ませてお茶を差し出した。
鉄穴森「・・・・・・さぁ、どうぞ。これが貴女の"日輪刀"で私が打った刀です」
アカネ「は、はい!」
鉄穴森さんに差し出してくれた細長い桐の箱を受け取って箱の蓋を開けて見たら私の日輪刀の柄は雲の形をしている刀だ。
鉄穴森「日輪刀の原料は、太陽に一番高い山で採れます。"猩々緋砂鉄"と"猩々緋鉱石"は
陽の光を吸収する鉄でできます。陽光山は一年中陽が射している山で、曇らないし
雨も降らないんです。」
アカネ「な、なるほど・・・・・・」
私は鉄穴森さんの日輪刀の説明を聞いて頷いた。
鉄穴森「さぁさぁ、試しに刀を抜いてみて下さい」
アカネ「あ・・・はい!」
緊張しながら焦った私は深呼吸しながら刀を手に持ってゆっくりと鞘を抜いてそれを持ち上げた。
鉄穴森「日輪刀は別名、色変わりの刀と言いましてねぇ・・・・・・持ち主によって色が変わるんです」
アカネ「・・・・・・!」
鞘を抜いてみると刀の刃の色が変わっていく・・・・・・。
アカネ・鉄穴森『おおっ!』
刀の色がみるみると変わっていくと刀身は氷のような透明さの刀に変化した。
鉄穴森「アカネ殿の日輪刀は氷のような透明な色ですね」
アカネ「凄く綺麗・・・・・・!鉄穴森さん!ありがとうございます!」
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作者名:ミミ、みあ@、黒魔霊歌 x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2020年8月7日 0時