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イヴァン「俺は強い王になる!父上のような……!だから、お前にも負けない!」
シフォン「大丈夫…イヴァンはもう十分に強いよ」
私はぼそりと呟いた。イヴァンとレオンハルト王子は互いの気持ちをぶつけ合う。私は気持ちが高ぶり叫んだ。
ユージン「イヴァーーーーン!!」
シフォン「がんばれ!!」
イヴァンはきょろきょろと声のする方に向き目を丸くして驚いていた。
ユージン「僕は応援するよ!僕は…イヴァンを信じてる!」
シフォン「私も!!」
イヴァン「ユージン…姉上…」
その瞬間2人を応援する声が上がった。わぁわぁと盛り上がっていると次の瞬間決着がついた。
レオンハルト「あーーーーーーッッ」
からん、とイヴァン王子が剣を落とした…。
ハイネ「勝者!レオンハルト王子!」
レオンハルト「イヴァンに勝ったぁーー!」
レオンハルト王子の……○○ツライヒ王国の勝利だ!私は小さくガッツポーズをするとよろよろとイヴァンはうなだれていて思わずはっとした。私、今はロマーノ国側だった。私は慌てて謝るとふっと力なく笑った。
イヴァン「戻りたいんだろ?姉上…」
ユージン「そりゃそうでしょ」
シフォン「ごめん、なさい…ッ…ありがとう」
私はペコっと頭を下げハイネ達の元へ走っていった。ブルーノ王子と共に。
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