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シフォン「ハイネ……ッ」
私はドバっと涙を流すとハイネに親指で涙を拭かれた。ブルーノ王子も泣いてしまった。レオンハルト王子達もやってきてブルーノ王子が駆け寄った。私は涙目になるとぽんっと肩を叩かれた。
ハイネ「シフォンもよく頑張りましたね」
そう言い私はブルーノ王子と共にロマーノ側に戻った。そこへヴェンヴィン先生がブルーノ王子に詰め寄るとばっと私はブルーノ王子の前に立つ。
シフォン「お言葉ですがブルーノ王子は!結果に悔いの残らないいい勝負をしました!」
ヴェンヴィン「何……!?」
シフォン「貴方にとっては都合が悪いのかもしれないけどブルーノ王子を責めても結果は……」
ヴェンヴィン「黙りなさい!!」
私に教鞭を向けユージン達は詰め寄られるとプルプル肩を震わせながらじっとヴェンヴィン先生を見据えた。ユージんが歯向かうと顔色が変わり__
ヴェンヴィン「教師に楯突くな!」
シフォン「ユージン!!」
私は咄嗟にユージンを抱きしめ頬に教鞭が当たった。
ばちんっ
ヴェンヴィン「この出来損ないめっ!」
ばちんばちんと私達を叩き続けるとハイネが血相をかけ怒声を上げた。
ハイネ「何をなさっているんです!!その手を離しなさい」
シフォン「ハイネ……」
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