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○○○「誤解されるのは怖いけど……!伝えたい!」
そんな○○○王子に触発されユージン王子も共にスピーチをした。対決にはならなかったけどこれはこれでよかったんじゃないかと胸をなでおろし拍手をした。
イヴァン「今の勝負は…!○○○王子の勝利だと!ロマーノ王国側として認めます!」
シフォン「イヴァン……」
ヴェンヴィン先生が抗議の声を漏らすも父上が言葉を被せ負けを認めた。ヴェンヴィン先生は国王の言葉に言葉を濁らせ仕方なく肯定したようだ。私がイヴァンに声をかけようとするとヴェンヴィン先生が次の対戦に移る声を上げた。
次の対決は60分間3教科のテストによる勝負。リヒト王子とブルーノ王子の兄弟対決だ。
シフォン「ブルーノ王子……!」
ブルーノ「わかっている。完璧にやるさ」
シフォン「そうじゃなくて……ッ」
ブルーノ王子は私の話も聞かず行ってしまった。伸ばした手は行き場を失ったまま……私はハイネに控えめに声をかけられた。
ハイネ「……あの日以来ですね」
シフォン「ハイネ!」
私はばぁっと目を輝かせるとハイネは私の手を握ってきた。
ハイネ「お会いしたかったですよ」
シフォン「私も……!」
私達は小声で会話していると割って入ってきたのはヴェンヴィン先生だった。
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