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ヴェンヴィン「話は終わりましたか。侍女は即刻出ていってくれ、時間の無駄だ」
私は茫然とヴェンヴィン先生を向けるとリヒト王子達が抗議の声を漏らした。
レオンハルト「シフォンは侍女だがロマーノ国の姫だぞ!!」
レオンハルト王子が頬を膨らませ怒ると私を見て目を丸くしたヴェンヴィン先生は一瞥しこう言った。
ヴェンヴィン「…だったら邪魔にならぬよう見学してくだされ」
シフォン「……わかりました」
リヒト「そんな言い方……!」
リヒト王子が悲痛の叫び声を出すがハイネに止められてしまう。
リヒト「先生……!?」
ハイネ「……」
私はハイネの考えが読めず思わず目を逸らした。
ヴェンヴィン「では!はじめましょう!“合同授業”を!!」
私は口を開こうとすると突如現れたチタデッタさんが竹刀を持ってきて説明をしてくれた。イヴァンとレオンハルト王子に竹刀を渡した。私は言われた通り邪魔にならないように後ろに下がるとハイネがパシッと手をつかんだ。
ハイネ「先ほどの事はあまり気にしないでくださいね」
シフォン「……わかってます」
私は思わず目をそらすとぐいっとこちらを向かせた。
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