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「ねえ、なんで!?なんで任務なんか行かなきゃいけないの!!ねぇぇぇぇぇ!!」


「体が回復したら鬼殺隊は任務に行かなくちゃいけないでしょう!!」


「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「……」


今現在善いつは私を後ろから抱きしめながらプルプル震えていた。私はマフラーを掴むとずっと泣いている善いつにイライラして怒鳴り上げた。


「いい加減蒼井さんに泣き言言わないで腹くくりなさい!男でしょう!!」


「いやぁ!!俺の彼女が氷のように冷たいッッ!!」


「たんじろうだって今頑張ってるんだから!もっと年上として頼らせてよ!!」


「うぅぅぅぅ、わかったよぉぉぉぉ」


「あかねさん、大変ですね」


「心中ご察しします…」


アオイさん、なほ、すみ、きよちゃんに同情した目を向けられ苦笑いするしかなかった。


「かぁぁぁぁ!アカネぇぇぇぇ!!急イデェェェェ!!」


「ちゅんちゅん!(いつもありがとう!アカネ!たんじろうはきっと生きてるよ)」


「うん、そうね」


「おいていかないでぇぇぇぇ」


私達はたんじろうはきっと生きていると信じ、鎹カラスの雪氷の指示通り他の大志さんも一緒に雪山がある方向に駆けて行った。後ろから善いつが泣きながら追いかけてきてはぁ…とため息をついた。この時は知る由もなかった。まさかあんなことになるなんて__


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作者名:ミミ、みあ@、黒魔霊歌 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年4月14日 21時

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