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「うーん……寂しい」
ごろんと寝返りを打つ。たんじろうたちがとても心配だ。無事でいてほしいと月を見ながら願っているとこんこんと控えめに扉が開かれた。
「……え」
「きちゃった」
「ぜんい…!」
「……静かにして。ばれちゃうよ」
私は善いつに口をふさがれた。じとっと見つめてくる善逸の笑みにド○○キしながらコクコクと頷いた。
「んぅっ」
「あ、ごめん」
私は苦しくて善いつの腕に手をかけると話してくれた。私ははぁっと息を荒げると顔赤くしたままじーっとこちらを見てくる善逸。
「善逸?」
「ごごごごめんっその……ッ!」
私はじーーっと見つめていると善逸は口ごもりながらこう言った。
「なんか……口ふさがれてる時のあかねちゃん、エロいなって……」
「は!?」
私は全身に熱が広がった。え、エロいって…!私は善逸をポカポカ叩くと嬉しそうな顔をして受け止めてくれた。そして善いつの手元にあるものに気づいた。
「饅頭…?」
「アオイちゃんからもらってきた」
「とってきた…の間違いなんじゃないの?」
「あはは…」
善いつは笑ってごまかしてきたが私も共犯だし付き合ってあげるかと半分に分けた饅頭を手に取った。私は近くにある椅子に座ってはむっと一口食べた。
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作者名:ミミ、みあ@、黒魔霊歌 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 21時