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アカネ「善逸?」
「!?何?!」
「今日は助けてくれてありがとう。助かった。やっぱ善いつは頼りになる彼氏だね」
にひひと屈託のない笑顔を零すとぷいっと善いつは恥ずかしそうに笑った。善逸の背中に揺られ続けること約15分。目的地である藤の花の家紋の家に着いた。善逸は家の前で私をそっと下ろす。藤の花の家紋の家まで待機していた大志さんが慌てて私に応急処置を施した。
今日はもう遅いしゆっくりしようと寝巻に着替える。腕が痛かったのでおかみさんが手伝ってくれた。
「…ぜ、善逸」
「……!」
善いつが顔を赤くさせ固まってしまった。私の姿は寝巻に紙をおろしている…私は手を善いつの前に振ると時間差ではッとした。
「あ。動いた」
「超絶かわいいんですけどぉぉぉぉ!!なにこれ!!?」
私は思わず耳を支えると思わず照れてしまった。女将さんが控えめに声をかけてきて私達はお互い見合わせ黙ってついていった。そこには衝撃的な光景が流れた。
『……!?』
「ごゆっくりどうぞ」
そこには一つの布団に二つの枕が置かれていた。私はぽかんと目を丸くし善いつは煙が出るくらい顔を赤くさせていた。私達の間に気まずい空気が流れる……。他の大志さんは別室にいるらしく恋人同士なんだからいいんじゃない?とにやにやされた。私は思わず項垂れた。
「ととと、とりあえず座ろうか!?」
「うん……」
善いつが明らかにきょどり目をグルグルさせ私に一定の距離を置いている。ちょっと近づくと後ずさりされちょっと寂しく感じていると__
「お、俺は床で寝るよ」
「え」
疲れてボロボロの善いつに床で眠らせるわけにはいかずどうしようと考えていると、ふといい案が閃いた!善逸の羽織の袖を思わず掴む。
アカネ「善逸」
善逸「どした?」
アカネ「・・・・・・い、一緒に寝ませんか!」
善逸「・・・・・・・・・・・・はぇっ?」
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作者名:ミミ、みあ@、黒魔霊歌 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年4月14日 21時