第30話 ページ30
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【お前健水と付き合ってんの?】
突然LINEを送ってきたのは、私が2年生の時に少し好きだった人。
好きだったのがバレてたから、その人は私のことをいいように利用して、私はこいつといても何の利益もないと思って潔く諦めたけど。
A【付き合ってないよ?】
【そうなの?w】
時々いません?よくわからないタイミングで草が生えてくる人。私そういう人大嫌いなんです。
A【だから何?】
【いや、ちょっとやきもち】
A【は?】
【気になってたから。】
そう言われて普通の女子ならちょっと照れることでしょう。
しかし私は健水が言ってるように女子として見られないことが多々ありまして、あの、全く嬉しくないんですね。
A【そういうこと普通に言えちゃうところ、ホントに無神経だと思うよ。】
【だから彼女できないんじゃない?】
やり返してやったぜ。
これを健水が見たら何と言うことでしょう。
お前やっぱり可愛くないなとか言うのかな。
別にいいんだけどさ。事実だから。
【あんじゅが、健水のことボロクソ言ってたよ】
A【だから?】
【いいの?w】
A【そりゃその人の悪いところだけを丸めて固めればボロクソになるでしょーよ】
【でもそれ以上にいいところがあるなら問題ない】
【いや、わからんぞ。】
お前だけだよ例外は
話せば話すほど印象悪くなるってどういうこと。
A【お前は人の悪いところしか見られない悲しい人間なんだな。】
そう言い捨て私はそれ以降、そいつのLINEを返すことは無かった。
こんなやつ相手にした自分が悪いけど
ムカつきすぎて寝られなかった。
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作者名:舞茸 | 作成日時:2017年11月11日 23時