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第23話 ページ23




8月15日

健水「こーじくん!はよ!」


虎次郎「明日は筋肉痛だな…」


朝からずっと楽しみにしてた、Aの発表
だけど解散する時間が遅くなって、現在午後5時45分
ピンチです。非常に。

市民会館についたのは、ちょうど開演する時間。


よう考えたら俺ら練習着やん。はずっ。

1曲目は見られなかったけど、2曲目からはこじくんとAを必死に探していた。

健水「あ!あれや!あの緑色のドレス!」


虎次郎「さすが。よく見てるねぇ。」


1つ1つの動きが綺麗で、息が止まりそうになる。


「1番前の子上手いな。」

そんな声が後ろから聞こえて、自分のことじゃないのに密かに喜んでました。

虎次郎「あいつ似合うな。あのドレス。」

緑の生地に、白いお花の絵が描かれたドレス
白い花冠を頭につけて、Aはステージでキラキラしていた。

でも、やっぱり最後だからか時々泣きそうな顔をしてて

俺も泣きそうになった。


すべての公演が終わった瞬間には、もう表面張力起こってるんちゃうかって思うくらい、涙がたまってた。

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作者名:舞茸 | 作成日時:2017年11月11日 23時

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