第13話 ページ13
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美穂「チッ…全くもー!何なんだよ」
私がいる教室の前を通ると、大げさに舌打ちをする美穂ちゃん
私は健水と、ここ最近ずっと話してないのに。
そしてこういう時に限って、健水はご不在
すぐに帰ってきたけど。
こんな学校生活に、少しずつ慣れてきつつある。
昼休み
晏朱「自主公演?」
A「うん、うちの教室すごいたくさんクラスがあるから。こういうことしなきゃ発表の場ができないって。」
3歳から始めたフラダンス
最初は、おばあちゃんが通っている教室に一緒について行っていた。
だけど、自分も踊りたいって、当時の私は言ったらしい。覚えてないけど。
14年間続けたフラダンス
だけど、今年で区切りをつけようと思っていた。
受験もあるし、来年からはきっと同じ教室に通うことはできない。
大学に進学してもフラを続けていたいけど、今以上には打ち込めない気がした。
ある意味、この自主公演は私の卒業公演でもあった。
A「だから、見に来てほしいの。」
晏朱「健水は?」
A「あいつはいいって!お前さんは何でわざわざ美穂ちゃんがいるところでそういう話をするかな!」
晏朱「だって、健水友達としてしか見られないって言ってたよ?美穂のこと。」
茉菜「マジで?!完全に脈アリだと思ってた。」
茉菜は、一緒にご飯を食べるけど、本当は私のことが嫌いなんだと思う。まぁしょうがないか。私こんな性格だし。
晏朱「見に来てほしいんじゃないの?」
A「別に。晏朱たちが見に来てくれるならいい!」
茉菜「えーバイトあるかも。」
A「それはバイト優先してくれて全然構わない。時間があったら来てほしいなってだけで。」
晏朱「わかった。空けとくね!8月?」
A「そう!頑張るからね!」
今日もレッスン頑張れそうです。
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作者名:舞茸 | 作成日時:2017年11月11日 23時