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「何せ、帝以外に私が弱みを堂々と言える人は居ないもの。他の4人には絶対に言えないし、情けない姿も見せられない」
三王寺「そうですか。いやはや、お姉さんも大変ですね。まぁ毎日は流石に困りますが、何か嫌な事があればいつでも私にぶつけて貰って構いませんよ?」
「?…何か勘違いしているみたいだから言うけど。私は別に、このトレーニングで帝を貶すのが楽しくて元気を取り戻した訳では無いからね」
三王寺「おや、そうなんですか?ではお姉さんは一体何に元気を取り戻して」
「そんなの。トレーニングとか関係無く、ただ単に帝とこんな風に話すのが楽しかったからに決まっているじゃない」
三王寺「!……ふふ。お姉さん。その言葉は他の男性の方には言わない事をお勧めしますよ」
「え?何故?」
三王寺「それは勿論、その言葉を聞けば皆さん期待してしまいますから。まさに今の私の様に、おほっ!」
「期待?それってどういう」
すると放送がかかった
「あ、今のは朝時間の放送だね。じゃあ私は怪しまれない為に揃っと個室に戻るよ。また後でね」
そう言って私はモノクルーズに戻ろうと走ったのだが一旦止まり、もう一度振り返って言う
「そうだ帝。言おうと思っていたんだけど、君も一人で抱え込み過ぎないでね?まぁ君の事だから、そうそうやらかさないとは思うけど、何かあれば君の代わりに私が全て背負うつもりだから。大丈夫、これでも私はボイドの裏リーダー。ある程度の問題は解決出来る。だから言って。君も私の大事な仲間なんだから」
三王寺「仲間、ですか?」
「?当たり前じゃない。まぁ兎に角、何かあれば相談してねって話。トレーニングでも何でも私でよければ付き合うから。あぁ後、出来る限り単独行動はしない事ね。何かするなら私にもちゃんと相談して。じゃあ」
今度こそ、私はモノクルーズに戻って行った
三王寺「…全く。無自覚というのは困り物ですね」
そして、無事にバレずに個室に戻れた私はいつも通り少し休憩した後、食堂に向かった
「おはよう皆」
空「あ、おはようございます琴宮さん」
響「来るの遅過ぎだよ。ご飯冷めちゃったよ?」
「それはごめんね。でも、皆も私が来るのを待たないで先に食べても構わないのに」
鳳「そう言う訳にもいかないよ。それに今回は僕達も河西の提案で少し遅れたんだ。それに琴宮以外にも来てない人はまだ居るから」
「え?あ、確かにそうだね。私以外にもまだ雪花ちゃんと讀賣君が来てないから…」
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ホルン(プロフ) - 分かりました。その展開を入れるとなると、四章が盛り上がり所ですね笑。考えてみます (2020年10月4日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
サーナ(プロフ) - あっ確かに!!三王寺が嫉妬してた!(のかな?)いやーこういう展開入れてもらえると私達夢女子が喜ぶので、これからもたまーに入れてほしいナー。なんて…ハハハ……。 (2020年10月4日 14時) (レス) id: b8fd1604f5 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - まぁそうですね。本来なら前回の更新は何も無く本編通りに書こうかと思っていたんですが、この小説を読んでいる友人から三琴と讀琴要素を加えたなら夢主の取り合い要素を加えた方が良い!とか言われまして、、若干そうしてみたんですが書くのはやはり難しいですね (2020年10月4日 10時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
サーナ(プロフ) - …前から思っていたんですが、なんか夢主ちゃんが加わることによって、物語が面白い方向に進んでいっている気が……。( ´艸`) (2020年10月4日 10時) (レス) id: b8fd1604f5 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます!分かりました、少し考えてみますね! (2020年10月3日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホルン | 作成日時:2020年9月1日 18時