108 ページ11
「トレーニング？えぇと、帝がトレーニングなんてする必要あるの？君はそれなりに鍛えられてるし、何かあれば魔法に頼ればいいだけなんじゃ」
三王寺「ふふ。勿論、やるのは普通のトレーニングではありません」
「え、そうなの？」
三王寺「はい。今からやるトレーニングは名付けて『メンタルトレーニング』！言葉の通り、鍛えるのは身体では無く精神力の方で……あの、お姉さん。何故そんな哀れみの目を向けてくるのです？」
…聞いてるだけでも悲しくなるからかな。口には出せないけど
「ううん、何でもないよ。確かにそのトレーニングは帝には必要かも知れないね。毒舌を言われる度に落ち込んでいたらキリがなさそうだし」
三王寺「そうなんですよ。皆さん、毒舌なので私のメンタルは既にズタズタなんです！ですので、もしお姉さんが私のトレーニングに協力して下さると言うのなら、とても助かるのですが」
「……そうだね」
トレーニング、か。今はそんな気分では到底無いけど帝と話していた方が一人で海を眺めるよりも落ち着けそうだね
「分かった。私で良ければ手伝うよ」
三王寺「おほっ！ありがとうございます！お姉さんならそう言ってくれると思っていましたよ」
「そっか。それは期待に添えた様で何よりだよ。でもメンタルトレーニングって一体何をするの？」
三王寺「そうですね。やはり、お姉さんが私に向かって毒舌をはいて貰い、それを耐えると言うトレーニング方法が１番かと」
……そのトレーニングはある意味私のトレーニングでもありそうだね
「わ、分かった。とりあえず帝を貶せば良いんだね。じゃあ…えぇと帝の馬鹿、とか？」
三王寺「いえ、お姉さん。それだとトレーニングにならないので、そういうのではなく皆さんの様に毒舌にして頂きたいのですが…」
「毒舌……か」
私はそう言うのを余り言ってこなかったから、急に毒舌を言ってと言われても難しい。でもそれだと帝の言う通り、トレーニングにならないし。とりあえず、皆が言っていた事を思い出して言ってみよう。確か皆は……
「……三王寺君って本当にそこら辺のゴミレベルの存在だよね。君なんて料理さえ出来なければ存在価値ゼロだし、もうこの際永遠に消えてしまえば良いのに」
三王寺「流石に毒舌すぎませんか！？お姉さん！」
「うーん……でもそれだと三王寺君に例えられているゴミが可哀想でならないよね。何故なら君はゴミ以下いや、ウジ以下の存在だものね」
三王寺「ハートブレイク！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホルン(プロフ) - 分かりました。その展開を入れるとなると、四章が盛り上がり所ですね笑。考えてみます (2020年10月4日 20時) (
レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
サーナ(プロフ) - あっ確かに！！三王寺が嫉妬してた！(のかな？)いやーこういう展開入れてもらえると私達夢女子が喜ぶので、これからもたまーに入れてほしいナー。なんて…ハハハ……。 (2020年10月4日 14時) (レス) id: b8fd1604f5 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - まぁそうですね。本来なら前回の更新は何も無く本編通りに書こうかと思っていたんですが、この小説を読んでいる友人から三琴と讀琴要素を加えたなら夢主の取り合い要素を加えた方が良い！とか言われまして、、若干そうしてみたんですが書くのはやはり難しいですね (2020年10月4日 10時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
サーナ(プロフ) - …前から思っていたんですが、なんか夢主ちゃんが加わることによって、物語が面白い方向に進んでいっている気が……。( ´艸｀) (2020年10月4日 10時) (レス) id: b8fd1604f5 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！分かりました、少し考えてみますね！ (2020年10月3日 17時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホルン | 作成日時：2020年9月1日 18時
