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「カップ麺やカップ焼きそばが？」
創真「そうっす。だって、あのカップ１つで完成してのに、バリエーションは豊富じゃないっすか」
イストワール「確かに、日本で生まれた即席カップ麺は日進月歩で進化を続けてきた。これも、１つの歴史・伝統と言って然るべき物だ｣
シャルム｢江戸蕎麦に対して取り組んできた時間については紀ノ国寧々に敵う学生はいなかっただろうね。けれど幸平創真はカップ焼きそばという物から発想を得て、全く違う方面からのアプローチを行った｣
アン｢ええ。この器には、ミスター幸平にしか表現出来ない物。蕎麦という料理の新たな可能性が示されています！｣
創真「そっすね。この品は名ずけて『ゆきひら流、焦がし蕎麦』っす！｣
この審査員の反応にどよめきに包まれてゆく会場。その中で、創真君はニッと笑いながらそう言った
アン「では…これにて、審議は終了。判定に入ります｣
遂に判定。勝つのはどちらか、会場中の全員が息を飲む
シャルム「勝者は、３名の満場一致で決まった｣
全員「！」
それはどっちなのかと、会場がざわめく中でアンさんは寧々を呼んだ
紀ノ国「はい？」
アン「ミス紀ノ国。蕎麦の追加分はありますね？この蕎麦を食べてみて下さい｣
紀ノ国｢えっ？な、何故そんな必要が？どうして彼の蕎麦など｣
アン｢いいえ。食べて欲しいのは貴女の出した蕎麦なのです｣
紀ノ国「？(どういう事？私はいつも通り最高の蕎麦を打ったと言うのに)」
アンさんの言う意味が分からないが、仕方なくと言った様子で寧々は自分の蕎麦を一口、啜った。すると
紀ノ国「え…｣
アン「いつもと違う。そうですね？ミス紀ノ国｣
紀ノ国「！」
アン「いつもの自分の蕎麦に比べて香りが立っていない。それに引き換え、ミスター幸平の蕎麦の方は、ストレートに風味が伝わって来ますよ｣
全員「！？」
静寂が覆い尽くしていた観客席が、一気にどよめく
紀ノ国「馬鹿な…そんな事が｣
アンの言葉を信じきれない寧々は焦燥を隠せぬまま、創真君の蕎麦を啜るが
紀ノ国「！？確かに私の蕎麦よりも…でも、どうして？私の調理手順に一切不手際なんて無かったのに。一体何が…A！教えて、どうしてなの？どうして私の蕎麦が」
「室温｣
紀ノ国「え…」
私がそう言うと、アリスがふふっと笑った
アリス｢流石ね！お姉様！きっと幸平君は、温度による影響に気付いたのよ！｣
紀ノ国「お、温度による影響？それって一体」
アリス「説明するわ」
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shoko0619(プロフ) - ありがとうございます。凄く嬉しいです。 (2020年11月8日 10時) (
レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しいです。分かりました。色々あって、中々更新出来ませんでしたが才波朝陽オチで少し考えてみますね (2020年11月8日 10時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ホルンさんの小説大好きです。もしオチがあるのでしたら才波朝陽がいいです。 (2020年11月8日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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