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こうして時間は段々と過ぎていき、遂に
紀ノ国「完成よ」
麗「おぉ！我らがセントラル、紀ノ国寧々が完成させた模様！見た目が美し過ぎる蕎麦が審査員に運ばれます！」
麗ちゃんの言う通り、寧々の蕎麦は言葉を失う程に美しい出来上がりだった
麗「これより、いよいよ実食！果たしてその味はどれ程なのかー！？」
アン｢ええ。早速頂きましょう。審議の開始です｣
そう言うと、アンさん達は蕎麦を摘み、出汁に浸す。そして一口。口に含んだ途端、何かに取り憑かれた様に３人は物凄い速さで蕎麦を食べ進めていった
シャルム「九割そばとは思えぬ滑らかな喉越し！｣
イストワール「蕎麦の風味が淡く花開く！なんて繊細な味なのだろう！｣
アン「ええ。素晴らしいです。では、続いてかき揚げ」
アンさんはかき揚げを一口食べる
アン「！なんて軽やかなのでしょう！衣はふわやか、桜エビはカリカリ！エビ一尾一尾の旨味と食感までくっきり際立っています！！｣
どうやら、そのかき揚げが大きな役目を果たしている様で滑らかな蕎麦に、香り高いかき揚げ。この上ない相乗効果が、審査員達の食欲を最高潮まで高めていくみたいだね
これにより、会場の誰もが紀ノ国寧々の勝利を確信して盛り上がる
紀ノ国「(どう？これが私の力よ一色。これでもまだ、あの時の言葉を撤回しないつもり？)」
寧々は会場の空気など一切気にせずに慧の方を見ているが、慧は創真君の方ばかり見ていた。そして遂に
創真「うっし！俺の蕎麦も完成っす！」
麗「どうやら幸平創真も完成した模様。鉄鍋で焼いた蕎麦が審査員達に運ばれます」
鉄鍋で蕎麦を焼く、か。これは多分、この会場にいる誰もが予想出来なかった調理法
陽咲乃「幸平君、蕎麦を焼くなんて大胆な事をしましたが、大丈夫でしょうか？」
アリス「あら？大丈夫じゃないの？焼きそばって物もあるじゃない」
えりな「アリス。あれは焼きそばという名前でも、実際に使われているのは中華麺よ。全くの別物だわ」
タクミ「あぁ。仮にスタジエールで蕎麦屋に行ってそんな調理をしたら、問答無用で店から叩き出されるだろうな」
反逆者側の皆が不安そうに見つめる中、創真君は審査員達に自分の蕎麦を運ぶ
麗「さぁ！遂に実食です！まぁ大方、風味も何も失われてるに決まって」
審査員達は創真君の蕎麦を一口食べた瞬間に箸が止まり、３人して驚いた表情をしていた
アン｢これは…｣
イストワール｢生きてる、蕎麦の香りと風味はしっかりと生きてるぞ｣
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shoko0619(プロフ) - ありがとうございます。凄く嬉しいです。 (2020年11月8日 10時) (
レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しいです。分かりました。色々あって、中々更新出来ませんでしたが才波朝陽オチで少し考えてみますね (2020年11月8日 10時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ホルンさんの小説大好きです。もしオチがあるのでしたら才波朝陽がいいです。 (2020年11月8日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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