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陽咲乃「〜♬」
えりな「(何を求められているのか、全然分からない。一体どうすれば…)」
すると幸平が遂に動いた。幸平はじゃがいもを切り、チーズを用意する。アッシパルマンティエらしい材料だろう。だが
幸平「えっと、確かこの辺に…お！あった！」
全員「！？」
そう言って幸平が取り出したのはちりめんじゃこ
伊織「(また随分と奇妙な食材を取り出したな。陽咲乃の考えも読めないが、俺的には幸平の考えの方がよっぽど読めない)」
幸平はフライパンで焼いていたジャガイモとチーズに容赦なくちりめんじゃこをガンガン投入していく
えりな「(こんな事ではまともな料理になる訳ないわ。二人の考えている事がさっぱり理解出来ない)」
___________いいえ、本当は気づいているはずよ。思い出しなさい、薙切えりな。極星寮で触れた物を
えりな「(彼処では滅茶苦茶な発想同士がぶつかって思いもよらない品が出来ていた。今、この二人がやっている事もきっと同じ)」
互いの主張、エゴをぶつけ合う事で予定調和ではありえない"何か'"を創り出そうとしているんだわ。それが才波様と陽咲乃さんが私達に課した試し
えりな「(完璧主義の私から見れば考えられない料理。でも…良いわよ。分かったわよ。乗るわよっ！)」
すると、ようやくえりなお嬢が動いた。その顔は覚悟を決めた表情をしており
全員「！？」
俺はつい、声を出しそうになってしまった。あのあくまでも王道の道を行くえりなお嬢が外れた料理、ステーキを焼いているからだ
堂島「(ようやく始まったのかもしれないな。彼女にとっての研鑽が…)」
そして何とか俺達の品が完成した
元総帥「では、双方皿を出すが良い！アッシパルマンティエ、実食である！」
俺のチームはコンパクトに収められた可愛らしい料理表面には緑色のドットが見え、チーズのお焦げとミートソースのいい香りが広がっていると見た目からも高評価
対して陽咲乃達の料理はクレープにちりめんじゃこにステーキ…一見味の想像がつかない未知の組み合わせで、周りも困惑状態だ
元総帥「それでは両者の皿、しかと見極めさせてもらう｣
仙左衛門殿はそう言ってナイフとフォークを持つが、直ぐにその手を下げた
伊織「仙左衛門殿？」
元総帥「うむ。この勝負はお主ら六人で勝敗を決めてみよ。両チームの品を互いに食しあってみるのだ！それがこの紅白戦初戦の仕上げである！｣
俺達はその言葉に一瞬困惑したが、直ぐに理解し両者の品をお互いに食べ始めた
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shoko0619(プロフ) - ありがとうございます。凄く嬉しいです。 (2020年11月8日 10時) (
レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しいです。分かりました。色々あって、中々更新出来ませんでしたが才波朝陽オチで少し考えてみますね (2020年11月8日 10時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ホルンさんの小説大好きです。もしオチがあるのでしたら才波朝陽がいいです。 (2020年11月8日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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