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すると陽咲乃は直ぐに調理に戻る。その間に幸平とえりなお嬢は喋れない為、紙に書いて話をしていた
創真『しかしよぉ、何で花宮先輩はあんな勝手な料理すんだろうな？』
えりな『それは私も気になっているわ』
この料理、アッシパルマンティエの主役はなんと言ってもミートソース。時間も最もかかる工程だわ。なのに陽咲乃さんは水樹さんと違ってそれ以外の作業から着手している。どうしてかしら？
伊織「(えりなお嬢も大分困惑しているみたいだな。まぁ相手が陽彩乃だから仕方ない。だが俺はこの勝負において手を抜くつもりなんて一切ない！)」
俺はある材料を手に取る
全員「！？」
恵「(え？アンチョビにバジル？)」
タクミ「(そんな材料、この料理には使わないはず。それにあの皿)」
アッシパルマンティエはグラタン皿で提供するのが普通だが、俺が用意した皿は平皿だ
えりな「(つまり、水樹さんが今作ろうとしているのは本格レストラン仕様。美食路線のオリジナルアッシパルマンティエ！)」
堂島シェフも才波様も水樹さんと陽彩乃さんを通して私達を試している？
伊織「(えりなお嬢が何かを感じ取ったみたいだな。本来厨房でのチームワークというのは何年も修行してやっと形になる物だ。それを一言も発せずにやってのけろと言うのは無茶振りもいい所だな)」
陽咲乃「(ですが、A様率いる十傑達にはそうしないと到底勝てません。これを乗り切れなければ勝ち目は皆無でしょう。さぁどう対抗しますか？四人共)」
するとタクミが動いた
伊織「！(白ワインビネガーとオリーブオイル、流石だなタクミ。俺が要求した物がもう分かったのか。だが、少し予想外だな)」
タクミが作ろうとしているのはイタリア料理で使われるペースト、ソフリット。これを作るという事はつまりタクミは俺のアドリブに答え、その上で味を高める為にアドリブで返したって事だ
伊織「(成長したなタクミ。今までは無かった泥臭さにも似た執念を感じる。田所もそれを見て答えようとしているみたいだ。二人は十傑相手でも大丈夫そうだな)」
するとこれを見た幸平は手ぬぐいを付け、えりなお嬢も今から本気モードという感じだ
えりな「(今やるべき事は一つだわ。陽咲乃さんの意図を汲み、何としても答えてみせる)」
アッシパルマンティエの基本構造は大きく分けて３つミートソースとポムピューレそしてチーズ。それらを重ねて焼き上げる料理。なのに何故陽咲乃さんは
えりな「(クレープを焼いているの！？)」
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shoko0619(プロフ) - ありがとうございます。凄く嬉しいです。 (2020年11月8日 10時) (
レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しいです。分かりました。色々あって、中々更新出来ませんでしたが才波朝陽オチで少し考えてみますね (2020年11月8日 10時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - ホルンさんの小説大好きです。もしオチがあるのでしたら才波朝陽がいいです。 (2020年11月8日 8時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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