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この帝の言葉に私は全力で訴える
「待っ…待って！帝！！」
三王寺「………。…お姉さんには申し訳ありませんが、こうなった以上はこれが最善です。せめてもの慈悲として、苦しまない様に送って差し上げますので」
「そう言う問題じゃっ…いや、それ以前に何かおかしい！彼らが理想郷も抜け出したのもそうだけど、何か嫌な予感がするの！」
三王寺「嫌な予感…ですか？」
すると…
空「良いですよ、三王寺さん。攻撃出来るものなら、してみて下さい」
全員「！？」
三王寺「…？」
虹上「ええっ！？な、何で挑発するんですか！？空さん！」
三王寺「…何ですか？その自信は…。言っておきますが、根拠の無い自信は自信ではなく、ただの虚勢です。そんなに死にたいのなら、望み通りにして差し上げましょう」
帝がそう言った瞬間、彼の右手には魔法陣が現れた
「ッ！？帝ッ！！」
歌舞谷「空！危ない！！」
私が帝を止めようと彼に駆け寄ろうとした次の瞬間───
バンッ！！
と、突然銃声が響いた。そして…
三王寺「……え……」
私も目の前の様子に足を止める。何故なら…
「み…かど…？」
_______________帝の心臓に銃弾が撃ち込まれていたからだ
三王寺「グッ…ッ！！」
「ッ！！帝！！」
歌舞谷「な、何！？三王寺が銃で…」
虹上「あっ…！皆さん、そこに…！」
いろはのその言葉に全員がそちらを見る。すると、そこには帝に銃を向けている金城剣が居た
「ッ！！金城剣…君、よくも帝を…ッ！！」
金城「よくも？先に実力行使しようとしたのはそっちだろ。俺はそれに合わせて相応の対応しただけだ」
「！…へぇ、そう。なら…君はその実力行使を行使したんだから、私がそれ相応の対応をしても問題ないはずだよね。私…仲間を傷付けられるのが１番嫌いなんだけど」
金城「…！そうか。なら、お前にもそれに合わせて対応するだけだ」
そう言うと、金城剣は私に向かって銃を向ける。それに、私が対応しようとすると…
三王寺「ッ！！お姉さん！！」
？？？「金城ッ！！」
私と金城「！？」
隣に居た帝が私を止める。そして、それと同時に金城剣にも彼の行動を止めた人がいた。あれは…
銘苅「アンタ、何馬鹿な事をしようとしてるのよ！？」
歌舞谷「銘苅さん！？」
前田「！良かった。２人も無事に理想郷から抜け出せたんだ…」
空「はい。２人なら、私の助けが無くても自力で理想郷から脱出する事が出来ると信じていましたよ」
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