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「その真実によっては、私は空ろを復活した瞬間に殺す事だって厭わない」
三王寺「!…そ、そうでしたね。すみません…確かに、軽率な発言でした。ただ…私は本当に貴方が羨ましいんですよ、Aさん。空ろ様と出会えて…例え裏切られたとしても、あの方と一緒に過ごす事が出来て…私にとっては夢のような事ですから」
「………。…くだらない。君とそんなくだらない話をしている間に、全てのデータが開けた。今から、実行する」
三王寺「!?わ、分かりました。…ですが、その…Aさん。本当にすみませんでした。Aさんの気分を害する気は無かったんです。貴方にはいつも助けられていますし…私にとって貴方はもう、大切な存在ですから。なので、その…お願いですから、気分を直して下さい。貴方が望むのなら、私は本物のお金をいくらでも用意しますよ」
「…ハァ…。要らないよ。こころじゃないんだから、全てお金で解決しようとしないで。それに…そんな事をしなくても、別にもうどうとも思ってない。君の性格は理解してるし、その羨ましいというのも聞き飽きたから」
三王寺「!…そう、ですか。Aさんは本当に優しいですね。では…お詫びとして、今夜の夕食は期待していて下さい。Aさんの好きな物ばかりにしますから」
「……そう。それよりも、今はデータの準備。そっちに入ってるデータをチェックするから、一旦データを送って」
三王寺「分かりました。少し待って下さい。今、こころさんのデスクトップに入ってるデータを開きますから」
そう言うと、帝は急いでデスクトップを開く
三王寺「………。(もう少し…もう少しですよ。待っていて下さい、空ろ様。私達が必ず…貴方を蘇らせてみせますから)……うん?」
「何?」
三王寺「あ、いえ…すみません。データの一つに、見た事がないフォルダーがありまして」
「見た事がないフォルダー?」
気になった私は直ぐに帝の隣に行って、入ってるフォルダーを確認する。すると、そこには確かに私も知らないフォルダーが一つ存在した
「…?何、このフォルダー。見た所、プログラミング言語じゃないみたいだけど…」
三王寺「はい。他のとは全く種類の違う資料なんでしょうか?…本当にこれは一体何のデータで…」
こころ「あぁ…このフォルダー、削除し忘れてたわ」
三王寺「うわぁっ!?」
後ろに居たこころに全く気付かなかったのか、帝は驚いて、椅子から落ちる
「…何してるの?」
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ホルン(プロフ) - NANAさん» コメント、ありがとうございます!イラストは下手なりに頑張って描いたので、そう言って貰えて凄く嬉しいです!これからも早め更新を頑張りますね! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
ホルン(プロフ) - nyankitさん» コメント、ありがとうございます!そう言って下さると嬉しいです!ようやく6章に入ったので、これからも読んで下さると嬉しいです! (2022年10月30日 20時) (レス) id: 7466c4a210 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 続編、おめでとうございます!イラストが本当に素敵です! (2022年10月30日 15時) (レス) @page1 id: db1e235f81 (このIDを非表示/違反報告)
nyankit - おぉぉ!いよいよ16までいきましたか……イラストに居る3人とも全員可愛すぎます! (2022年10月30日 13時) (レス) @page1 id: b2849619e2 (このIDを非表示/違反報告)
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