黒幕側の超高校級の？？？【１６】

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モノクロウ「彼とも祷さんを助けた事により、仲良くなった様だ。ちなみに、安藤光は現在は如月機関の医療チームで働いている。…ん？どうした？」

歌舞谷「いや、別に…。ただ、祷とか安藤とか、分からない人の名前ばかりだったから…」

虹上「僕もです…」

モノクロウ「そ、そうか。まぁ兎に角、河西君は７９期生と関わりがあり、次世代の希望の象徴に一番に選ばれた人物だ。その功績からも、希望の象徴達のリーダー格と見る事が出来るだろう。…河西君についてはこれ位だ。では、次の特異点に移動するか」

歌舞谷「そうね…。なら、次はツインビルかしら？」

モノクロウ「うむ。だが、実は…特異点と言える特異点はここが最後だ」

虹上「？どういう事ですか…？」

モノクロウ「いや…ツインビルに移動するのはそうなんだが…その場所で鳳さんを調べられるかは微妙なんだ」

空「…それは何故ですか？」

モノクロウ「新世界プログラムの…あぁ、いや…簡単に説明すると、現実世界のお前達は今、全員同じ状態で部屋の中に横たわっている状態だ。新世界プログラムはかなり、容量の多いハードウェアだからな。その為、接続機も一つの部屋に集まっている。…だが、鳳さんは元々は計画の参加者ではない。正規プログラムで脳を繋いでいるお前達と違って、如月機関は別部屋で別の方法でこのプログラムに接続しているんだ」

空「！？では、銘苅さんも…？彼女が生きていたのは、そういう理由だったんですか？」

モノクロウ「ん…？」

私の言葉に、モノクロウさんは困惑した様子を見せます

モノクロウ「生きていた…？銘苅さんが生きていたのか？いくら、接続方法は違っても、このプログラムに接続された時点で脳とのリンクは必須だぞ。その証拠に鳳さんは完全に死んでいる。…普通に考えて、あの時に燃やされた銘苅さんが生きている訳がないんだが…」

歌舞谷「え？そ、そうなの…？」

モノクロウ「うむ。だから、すまないが…これに関しては、俺には分からないな」

空「………。…そう、ですか。なら、大丈夫です。ですが、銘苅さん以外にもう一つだけ、確認したい事があるんですが」

モノクロウ「何だ？」

空「今までの話を合わせると…歌舞谷さんを初めとした７人が三王寺さんとAに巻き込まれた希望の象徴の人達。虹上さん達６人がボイド。鳳さんは如月機関で、プログラムに侵入した人物。そして私が平良茜で、前田さんはボイドの目的そのもの。……では、残りの１人は何者ですか？」

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